研究課題/領域番号 |
13771438
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
応用薬理学・医療系薬学
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
光永 義治 東京大学, 医学部附属病院, 助手 (60323581)
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研究期間 (年度) |
2001 – 2002
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研究課題ステータス |
完了 (2002年度)
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配分額 *注記 |
1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
2002年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
2001年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
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キーワード | CYP2D6 / Japanese / genetic polymorphism / duplication / genotype / dextromethorphan / intermediate / ultrarapid metabolizer |
研究概要 |
【目的】我々はCYP2D6 duplication allele(X2)として^*1X2、^*2X2に加え、^*10においても^*10X2となる遺伝子変異が日本人に存在することを報告した。CYP2D6^*1X2、^*2X2遺伝子変異は薬物代謝能を上昇させることが知られているが、^*10X2についてのそれは確認されていない。そこで我々は日本人におけるCYP2D6^*1X2、^*2X2および^*10X2の頻度を解析するとともに、それらの薬物代謝能に及ぼす影響について検討を行った。 【方法】日本人健常成人162名を対象にLong-PCR法およびXbaI、EcoRIハプロタイプ解析を行いCYP2D6X2を検出した。CYP2D6X2のゲノタイピングはLong-PCR法、およびC100T、G4180Cの点突然変異をPCR-RFLP法により解析することによって行った。フェノタイピングは162名のうちCYP2D6X2を含む41名を対象にdextromethorphan(DM)30mgを単回経口投与後8時間の蓄尿を行い、尿中DM、およびその代謝物であるdextrorphan(DX)をHPLC-蛍光法により定量することによって行った。Log_<10>DM/DXを算出し、ゲノタイプごとの薬物代謝能を比較した。 【結果・考察】日本人162名におけるCYP2D6^*1X2、^*2X2、および^*10X2の頻度はそれぞれ0.3%、0.3%、0.6%であった。DMによるフェノタイピングの結果、CYP2D6^*1X2もしくは^*2X2を有するヒトの薬物代謝能は、extensive metabolizerと比較して上昇する傾向が認められた。一方CYP2D6^*10/^*10X2を有するヒトの薬物代謝能は、intermediate metabolizerである^*10/^*10を有するヒトのそれと同程度であり、薬物代謝能の上昇は認められなかった。
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