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仰臥位から座位への体位変換に伴う生理的機能の変化に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 13771488
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 基礎・地域看護学
研究機関宮崎県立看護大学

研究代表者

長坂 猛  宮崎県立看護大学, 看護学部, 講師 (30332977)

研究期間 (年度) 2001 – 2002
研究課題ステータス 完了 (2002年度)
配分額 *注記
1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
2002年度: 300千円 (直接経費: 300千円)
2001年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワード体位変換 / 座位 / 仰臥位 / 心拍変動 / 呼吸 / 血圧 / 筋電図
研究概要

体位変換法の違いが患者にもたらす生理的な影響の評価を試みた.ベッド上の仰臥位から座位へ体位変換し,ベッド端に座るまでの心拍・呼吸数・血圧・筋電図を連続的に計測した.健常な20代10名を対象に,安静仰臥位3分-体位変換-安静座位3分以上という手順で測定した.被験者が自力で変換する方法(A法),上体を起こすと同時に身体の向きを変える方法(B法),上体を起こしてから身体の向きを変える方法(C法)の3種に加え,電動ベッドによる変換について調べた.また,変換後の変動を知るため,2名については20分以上の継続測定を実施した.心拍数と血圧は,いずれも体位変換時に極大となった.体位の違いによって,血圧値は変換前より高くなったが,すべての方法で約3分後に高値は緩和され,継続測定では,その後に2〜3分の周期で緩やかな変動が見られた.外腹斜筋の興奮はA法が最大値を記録したが,胸鎖乳突筋はB法が最大となり,介助による体位変換であっても,部分的には介助なしの場合より負担がかかる可能性が示された.心拍変動のスペクトルを解析し,低周波数帯と高周波数帯のスペクトル密度から体位変換の前後で交感・副交感神経系のバランスを見積もると,最も副交感神経が優位になったのはC法であった.電動ベッドの場合は,被験者の違いがあったため,A〜C法との単純比較はできないが,自律神経の活性バランスはB法と同程度の値を得た.

報告書

(2件)
  • 2002 実績報告書
  • 2001 実績報告書

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公開日: 2001-04-01   更新日: 2016-04-21  

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