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糖尿病患者の「自己管理への家族参加」に焦点をあてた教育方法の検討

研究課題

研究課題/領域番号 13771509
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 臨床看護学
研究機関金沢大学

研究代表者

村角 直子  金沢大学, 医学部, 助手 (30303283)

研究期間 (年度) 2001 – 2002
研究課題ステータス 完了 (2002年度)
配分額 *注記
1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
2002年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
2001年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
キーワード2型糖尿病患者 / 自己管理 / 家族参加 / 教育方法
研究概要

糖尿病患者の家族のあり様は、糖尿病患者の自己管理や患者の自己管理への取り組み、気持ちに大きな影響を与えているが、実際に家族のどのようなあり様が患者の自己管理への取り組みにどう影響しているのかは、明らかにされていない。そこで本研究は、2型糖尿病患者とその同居家族が自己管理に取り組んでいるものとして視点を置き、自己管理行動、自己管理に関わる考え、心理的支えについて糖尿病患者の家族が患者の自己管理への参加にどのように存在しているか、また、家族の参加のしかたで患者の自己管理への思いがどのように影響しているかの2点を明らかにした。方法は、糖尿病患者とその家族14組の、患者および家族のそれぞれから、面接を中心としたデータ収集を行い、質的分析方法にてデータ分析した。その結果、以下の3点が見出された。
1.家族が患者の自己管理への参加のしかたには4つのパターンに分類される。その4つのタイプは(1)患者にすべてを任せる、(2)患者に委譲できない、(3)自己管理への参加に迷う、(4)範囲を決めて取り組む、であった。
2.患者が、自分の管理を家族に期待する程度に種類がある。(1)依存、(2)自分の管理の領域を守りながら期待、(3)無関心までの種類があり、その程度により家族の「協力に対する役に立っている感覚」が異なっていた。
3.家族が患者への自己管理の参加のしかたと、患者が自分の管理を家族に期待する程度の関係は、患者が食事療法の主体を家族に頼り過ぎると家族が患者の役に立っている感覚が弱くなる傾向にあり、家族が患者の自己管理への考えを尊重している場合は、患者は意欲を持って自己管理が行える傾向にあることを見出した。
これらの結果は、家族参加の程度と参加のしかたを査定する視点を明確にしたものであり、糖尿病患者とその家族に対する教育方法開発の基盤の一つとなることが示唆された。

報告書

(2件)
  • 2002 実績報告書
  • 2001 実績報告書

URL: 

公開日: 2001-04-01   更新日: 2016-04-21  

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