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急性期の場におけるターミナルケアのあり方

研究課題

研究課題/領域番号 13771512
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 臨床看護学
研究機関大阪大学

研究代表者

河村 葉子  大阪大学, 医学部, 助手 (30294101)

研究期間 (年度) 2001 – 2002
研究課題ステータス 完了 (2002年度)
配分額 *注記
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
2002年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
2001年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
キーワード急性期看護 / 死 / ストレス / ターミナルケア
研究概要

1)予備調査の結果の整理
13年度の予備調査では、救急病院でのターミナルケアの実際やケアを行う際のナースの「思い」や「悩み」をいくつか抽出することができた。「救急病院で死を間近とする患者の場合、患者本人の意識がないことが多いので、家族への看護を欠かすことができない」「自己の行っているケアの反応が患者から得られない場合、ケアの評価をすることが難しく、時には無力感を感じる」「DNR(do not resuscitate)の患者などのケアを行う際、特にストレスを感じることが多い」「死を看取ることに慣れを感じてくる事自体に思い悩む事がある」などの様々な視点からのキーワードが得られた。
これらの結果を整理し、先行研究と照らし合わせ更に面接調査の構成を組み立て直した。
2)面接調査の結果
面接の結果を分析した結果、「ケアの実際」としては患者の家族のケアに重点をおいている傾向がみられた。家族ケアを重んじるのはホスピスケアなどでも同様であるが、患者の死が「予期せぬ突然のもの」であるという家族の思いが急性期・救急の医療の場では特徴的だとナースはとらえていた。
そしてナースの「思い」「悩み」であるが、(1)ケアの評価の困難さ、達成感のなさ(2)治療方針についての思い((3))死に対する慣れ(4)患者のトラウマ体験の目撃・介入の4つのカテゴリが得られた。特に「(4)患者のトラウマ体験の目撃・介入」というのは、患者が予期せぬトラウマ体験(事故など)をし、その患者にとってのトラウマティックな体験を、ケアにあたっているうちにナースとしてもトラウマティックな出来事として体験する「セカンダリートラウマティックストレス」という、急性期・救急に特徴的な点である。

報告書

(2件)
  • 2002 実績報告書
  • 2001 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 河村 葉子: "救急医療従事者におけるストレス"エマージェンシー・ナーシング. 15巻11号. 10-15 (2002)

    • 関連する報告書
      2002 実績報告書

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公開日: 2001-04-01   更新日: 2016-04-21  

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