研究課題/領域番号 |
13771523
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
臨床看護学
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研究機関 | 福島県立医科大学 |
研究代表者 |
平田 弘美 福島県立医科大学, 看護学部, 助手 (00332932)
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研究期間 (年度) |
2001 – 2002
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研究課題ステータス |
完了 (2002年度)
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配分額 *注記 |
1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
2002年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
2001年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
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キーワード | 痴呆 / 老人 / 攻撃的行動 / 問題行動 / 痴呆老人 / 老人施設 |
研究概要 |
本研究では、痴呆患者の攻撃的行動に対して、発生状況、頻度、時間帯、看護者の対応などを明らかにすることを目的に、痴呆老人が入院する施設で看護者が記入する記録と、看護師・看護補助者にインタビューすることによりデータ収集を行った。Ryden Aggressive Scaleを用いて身体的・言語的・性的攻撃的行動を分類し、攻撃的行動と発生状況、時間帯、看護者の対応などとの関係について分析した。その結果、調査期間中に攻撃的行動を起こした患者は24名47件で、その内、「身体的行動」28件(59.6%)、「言語的行動」15件(31.9%)、「性的行動」1件(2.1%)、「身体的・言語的攻撃的行動」3件(6.4%)であった。攻撃的行動が発生した時間帯は、「日勤帯」が29件(61.7%)と一番多く、発生状況は「排泄介助」16件(34.0%)、「(入浴介助などの)清潔ケア」10件(21.3%)と日常生活援助時に多く発生していた。看護者の対応としては、「応援を呼んでそのままケアを続ける」11件(23.9%)、「そのまま援助を続ける」10件(21.7%)、「様子を見る」6件(13.4%)などが多かった。ケア後の患者の反応として、「(応援を呼んで)そのままケアを続ける」の21件中21件が「落ち着く・おとなしくなる」、「そのま享様子をみる」の6件中4件が「落ち着く・おとなしくなる」であった。本研究から、攻撃的行動は、排泄・入浴介助といった日常生活援助中に多く発生し、看護者・看護補助者たちは、そのような行動が発生してもそのまま援助をし続けることが多く、いったん「抵抗」や「拒否」をしながらも患者は「落ち着く・おとなしくなる」ということがわかった。今後、痛みや痴呆の程度、看護者・看護補助者の経験年数との関係などを調査し、攻撃的行動の発生原因を追及して効果的な看護介入方法を検討していきたい。 この研究を平成14年11月に開催された第7回日本老年看護学会で発表した。
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