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骨格筋の損傷―再生過程における筋小胞体の機能の変化

研究課題

研究課題/領域番号 13780006
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 体育学
研究機関福島大学

研究代表者

安田 俊広  福島大学, 教育学部, 助教授 (50323184)

研究期間 (年度) 2001 – 2002
研究課題ステータス 完了 (2002年度)
配分額 *注記
2,400千円 (直接経費: 2,400千円)
2002年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2001年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
キーワード筋小胞体 / Ca2+-ATPase / 筋損傷 / 塩酸ブピバカイン
研究概要

本研究の目的は,筋損傷と筋小胞体の機能との関係を明らかにすることである.塩酸ブピバカインを用いて薬理的に筋損傷を引き起こした際の筋小胞体の機能変化をCa2+-ATPase活性および筋小胞体膜の性質の変化の2点から検討した.
筋損傷を薬理的に引さ起こすと筋小胞体のCa2+調節(Ca2+handling)能力の低下と筋小胞体の膜の損傷の両方が生じる可能性が示唆された.
さらに,塩酸ブピバカインの注入量を変化させると,投与量に応じてヘマトキシリンエオジン染色で観察される筋損傷の程度が変化し,筋小胞体のCa2+-ATPase活性の低下も生じた.しかしながら,Ca2+-ATPase活性の低下と投与量あるいは損傷の程度との関係についてはっきりとした傾向は認められなかった.これには例数が少なかったことも原因として考えられより,詳細な検討が必要かもしれない.
また,Ca2+-ATPase活性の低下のメカニズムを探るため,本研究では活性酸素の影響について検討した.損傷させた筋のホモジネートに還元剤であるジチオトレイトールを添加して,Ca2+-ATPase活性の低下が抑制されるかどうかを検討した結果,統計的に有意ではなかったが,活性低下が抑制される傾向が観察された.これも同様に引き続ぎ検討を加えていく予定である.

報告書

(2件)
  • 2002 実績報告書
  • 2001 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] T.Yasuda: "Changes in characteristics of sarcoprasmic reticulum after injection of bupivacaine into rat tibialis anterior"Medicine&Science in Sports&Exercise. 34. S183 (2002)

    • 関連する報告書
      2002 実績報告書
  • [文献書誌] S.Inashima, S.Matsunaga, T.Yasuda, M.Wada: "Effect of endurance training and acute exercise on sarcoplasmic reticulum function in rat fast-and slow-twitch skeletal muscles"Eur.J.Appl.Physiol.. 89. 142-149 (2003)

    • 関連する報告書
      2002 実績報告書

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公開日: 2001-04-01   更新日: 2016-04-21  

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