研究課題/領域番号 |
13780065
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
人文地理学
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研究機関 | 立命館大学 |
研究代表者 |
中谷 友樹 立命館大学, 文学部, 助教授 (20298722)
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研究期間 (年度) |
2001 – 2002
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研究課題ステータス |
完了 (2002年度)
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配分額 *注記 |
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
2002年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2001年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
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キーワード | 空間的相互作用モデル / 地理的加重回帰法(GWR) / 空間的非定常性 / 人口移動 / AIDS / 空間的拡散 |
研究概要 |
空間分析の近年のトレンドとして、地理的に局所的な分布特性を把握しようとする地理的ローカル分析への関心の高まりをあげることができる。本研究では、空間的流動量ないし空間的な選択肢の選択確率をモデル化する空間的相互作用モデルに着目し、モデルのパラメターに潜む地理的な変異を推計する方法論を提案した。 空間的相互作用モデルについては、パラメターを発地ごとに推計するOrigin specificな推計により大幅な適合度の改善がみられ、かつそのorigin-pecificなパラメターは流動現象が発生する地域的な差異、空間的意思決定者の選好の地理的差異を示唆することが知られていた。しかし、従来のアプローチは空間的相互作用モデルのパラメターに潜むパラメター変異を部分的にしか捉えていない。なぜなら、空間的相互作用は発地とともに着地の空間的次元によって定義され、発地と着地の組み合わせによってもパラメターの変異が生じうるからである。かかる問題点を解決するために、本研究では地理的なパラメター変異を推計するノンパラメトリック技法であるGWR(地理的加重回帰法)を、空間選択モデル(発地制約型空間的相互作用モデル)に適用し、発地のみならず着地の空間的位置に依存したパラメター変異を推計する方法論を提案した。 さらに、この課題を達成するために、ポアソン回帰モデルにおけるGWRの推計方法、空間的相互作用に適当な重み付けカーネル、over dispersionを考慮した適当なカーネルサイズ(バンド幅)の決定法、結果の視覚化にっいて、新たな方法論を整理した。 本研究で提案した方法を、日本の人口移動データに適用し、経験的にも発地および着地の組み合わせに依存するパラメターの空間的変異を確認、および、その人口移動研究上の解釈を行った。また、他の空間的相互作用モデルにおける同様な拡張において議論・整理した。
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