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マイタケ中の糖尿病改善作用物質の検索と作用機序の解明

研究課題

研究課題/領域番号 13780095
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 食生活
研究機関園田学園女子大学 (2002)
西九州大学 (2001)

研究代表者

堀尾 拓之  園田学園女子大学, 人間健康学部, 講師 (90229229)

研究期間 (年度) 2001 – 2002
研究課題ステータス 完了 (2002年度)
配分額 *注記
1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
2002年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
2001年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワードマイタケ / Girifola frondosa / 糖尿病 / 体重増加抑制 / KK-A^yマウス / 水抽出 / Grifola frondosa / Streptozotocin / 耐糖能試験
研究概要

マイタケ中に含まれる糖尿病改善効果及び体重増加抑制効果を明らかにするために,今回は熱を使用しない水抽出という方法で採取したマイタケ水抽出物についてマウスに投与する実験を行った.マイタケ水抽出物においてもマイタケ粉末を投与したものよりも効果は低いものの体重増加を抑制する効果が見られた.さらにマイタケ粉末を攪拌したものを遠心分誰し,上澄み液を凍結乾燥させて高速液体クロマトグラフィに供し,3つの画分を分離した後,その中の体重増加抑制効果を示した最初の画分Aについて濃度を変化させてKK-A^yマウスに与えたところ,すべてに体重増加抑制効果が見られた.さらにこの効果は濃度が濃いほど効果が高いという濃度依存的であることが判った.この画分を含む飼料を与えた群とコントロール食を与えた群ではほぼ同じ摂食量を示したので,この体重抑制効果は摂食量によるものではないことが判った.つまりこの画分に体重増加抑制効果があると考えられた.また尿量,飲水量を観察したところ,コントロール群では糖尿病の症状である多飲多尿を顕著に示したが,マイタケ粉末を与えた群で顕著な改善を示した.マイタケ水抽出物投与群もコントロール群に比べて糖尿病の諸症状を改善していたが,マイタケ粉末群よりは効果が少なかった.マイタケ粉末及びマイタケの精製画分を摂取させたKK-A^yマウスの空腹時血糖を測定したところ,マイタケ粉末及びマイタケ精製画分を与えたマウスで血糖値は低値を示した.マイタケ水抽出群と画分の1/2濃度投与群ではほぼ同じ血糖値を示した.即ちマイタケ粉末のみならず,水抽出物にも,さらに分画した最初の画分にも血糖値を低下させる作用があることがわかった.

報告書

(2件)
  • 2002 実績報告書
  • 2001 実績報告書

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公開日: 2001-04-01   更新日: 2016-04-21  

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