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インターネットを活用した教員養成系学部向け物理学実験教材の開発

研究課題

研究課題/領域番号 13780104
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 科学教育
研究機関大阪教育大学

研究代表者

種村 雅子  大阪教育大学, 教育学部, 助手 (30263354)

研究期間 (年度) 2001 – 2002
研究課題ステータス 完了 (2002年度)
配分額 *注記
600千円 (直接経費: 600千円)
2002年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
キーワード物理教育 / 理科教員養成 / Web教材 / インターネット / 物理学実験 / ものづくり
研究概要

本研究は教員養成系学部向けの物理学実験教材をWeb上に構築することを目的としている。教員養成系学部では,理・工学部のための物理学の教育内容・方法とは違い,そして文系学生のためのものとも違う独自のカリキュラムが必要である。教員養成系学部では学生が理解するだけでなく,彼らが将来教員になったときに学校現場で実践的な授業ができること,という2つの側面を担っているのである。
本年度は物理学実験の一つである「気柱の共鳴」のWeb教材を作成した。実験方法や実験に関連する基礎事項の説明などの他,ピアノを用いた共鳴の実験や弦楽器による倍音の実験などを取り上げた。楽器を使って物理現象を体験するとにより,物理をより身近に感じることができるであろう。URLは,http://www.osaka-kyoiku.ac.jp/~masako/exp/kichu/index.htmlである。さらに,教員を志望する学生にはものづくり,つまり教材を作製するための技能も必要であると考えているので,輪ゴムを使ってゴムギターを作製する方法も紹介し,弦楽器を持っていなくても実験が行えるように配慮した。このWeb教材を通して,物理が苦手な学生にも,興味を持って実験に取り組み,音波に関する基礎知識を身に付けてもらえることを期待している。
2002年8月にスウェーデンで開催された国際会議において,楽器を使って共鳴や倍音を教えるWeb教材を発表した。Web教材は世界中で利用することができ,音や動画を扱うことができるという利点もあり,その反響は大きかった。今後,このようなWeb教材の英訳を含め,さらに教材開発を進めていきたいと考えている。

報告書

(2件)
  • 2002 実績報告書
  • 2001 実績報告書
  • 研究成果

    (4件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (4件)

  • [文献書誌] Masako Tanemura, Tomoko Murata: "Using the Internet to Teach Physics in a Teacher's Training Course"Proceeding of GIREP 2002 International Conference. (in press).

    • 関連する報告書
      2002 実績報告書
  • [文献書誌] Hiroshi Kawakatsu, Masako Tanemura: "Paper Craft Experiment"Proceeding of GIREP 2002 International Conference. (in press).

    • 関連する報告書
      2002 実績報告書
  • [文献書誌] 種村 雅子: "日本物理学会2002年秋季大会シンポジウム 物理教育における実験の歴史と現状"物理教育. Vol.51-1. 31-39 (2003)

    • 関連する報告書
      2002 実績報告書
  • [文献書誌] 種村雅子: "理科教員養成-物理教育の立場から-"大学の物理教育. 2001-3号. 24-25 (2001)

    • 関連する報告書
      2001 実績報告書

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公開日: 2002-04-01   更新日: 2016-04-21  

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