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聴覚障害者のための双方向コミュニケーション支援システムの基礎的検討

研究課題

研究課題/領域番号 13780127
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 教育工学
研究機関筑波技術短期大学

研究代表者

加藤 伸子  筑波技術短期大学, 電子情報学科・電子工学専攻, 助教授 (90279555)

研究期間 (年度) 2001 – 2002
研究課題ステータス 完了 (2002年度)
配分額 *注記
2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
2002年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
2001年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
キーワード双方向コミュニケーション / プレゼンテーション / メディア・リテラシー / 手話 / 口形 / 教育支援 / 視野角 / 中心視 / タッチパネル
研究概要

今年度は、発表者、聴衆ともに聴覚障害者という演習場面において、提示物と講演者の位置関係と視線、見易さについての調査を行った.提示装置としては次の装置を用いた.
●マルチメディアボード(40インチ、手書き入力可能なプラズマディスプレイ)
●タッチ式プラズマディスプレイ(50インチ、手書き入力可能なプラズマディスプレイ)
●マルチメディア・プロジェクター(100インチ、コンピュータを接続)
この結果、次のことがわかった.
●発表者と提示物全体が視野角が約25度以内におさまっている場合には、発表者の手話・口形を用意に読み取ることが可能である.
●発表者と提示物全体が視野角30度を超えた場合には、聴衆は視線を左右させながら、発表者と提示物を見ることになり、発表者の手話・口形の読み取りが困難な場合が生じる.
●50インチタッチ式プラズマディスプレイでは横幅が約1mであるため、すぐ脇に人が立って説明を行えば、最前列(距離3m)の学生でも手話を読み取ることが可能である。
●100インチプロジェクターの場合には、横幅が約2mあるために、視線を動かさずに提示物と手話・口形を読み取るためには、教室の最後列(距離5m)まではなれる必要がある。
今回の結果からは、提示物と手話・口形を読むために、視野角25度以内に情報を集中させる必要があることがわかる.これは中心視の範囲と推測される.
聴覚障害者に対する教育では、聴覚情報を補うために多数の視覚情報を用いることが多いが、今回の研究からは視野角を考慮した情報提示が必要であると考えれる.

報告書

(2件)
  • 2002 実績報告書
  • 2001 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] 加藤 伸子: "聴覚障害学生のメディア活用に関する考察"筑波技術短期大学テクノレポート. No.8. 99-103 (2001)

    • 関連する報告書
      2002 実績報告書
  • [文献書誌] Nobuko KATO: "Visual communication using two-way video transmissions for remote sign language interpretation services"2002 IEEE International Conference on System, Man and Cybernetics. 1-6 (2002)

    • 関連する報告書
      2002 実績報告書
  • [文献書誌] 加藤 伸子: "聴覚障害学生のメディア活用に関する考察"筑波技術短期大学テクノレポート. No.8. 99-103 (2001)

    • 関連する報告書
      2001 実績報告書

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公開日: 2001-04-01   更新日: 2016-04-21  

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