• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

拡張現実感の聴覚障害者に対する情報保障への応用に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 13780128
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 教育工学
研究機関筑波技術短期大学

研究代表者

西岡 知之  筑波技術短期大学, 電子情報学科・情報工学専攻, 助手 (70310191)

研究期間 (年度) 2001 – 2002
研究課題ステータス 完了 (2002年度)
配分額 *注記
1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
2002年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
2001年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
キーワード拡張現実感 / 聴覚障害 / 情報保障 / ヘッドマウントディスプレイ / 手話通訳
研究概要

前年度の研究成果を受け、表示デバイスとしての適用性がより高かった透過型HMDを用いた開放型情報提示装置の実用性について検討を行った。
室内での講義の聴講における情報保障での使用においては、聴覚障害者への高等教育を実践している筑波技術短期大学における実際の講義での利用を想定し、比較的少人数(5-10名)の学生と教官との講義中のインタラクションにおける情報保障の可能性について検討した。提示する情報としては、手話通訳のリアルタイム動画像と、PC要約筆記による文字情報を用いた。いずれのケースも、被験者の意識は提示された情報の取得に集中してしまい、本来の情報へのアクセスが阻害され、情報「保障」としては問題が残る結果となった。これは表示デバイスの有効視野角の狭さに起因するものと考えられる。このデバイスの利用を前提条件にする場合、言語のような高次の情報ではなく、音の発生(クラクションや人間の呼びかけ)における音源の方向の指示などのより直感的な情報の提供が適切であるという結論を得た。
システム構成に関しては、電源部およびネットワーク部の改良を行った。無線LANの導入により、端末が完全に自立し、ワイヤレスで運用が可能になった。これにより、講義室のような限定された環境ではなく、より日常的な環境における本装置の利用が可能となった。
また、前年度の研究成果である「透過型HMDを用いた聴覚障害学生への情報保障の基礎的検討」について、オーストリア国リンツ市で開催された「特別な配慮が必要な障害者に対する計算機による支援に関する国際学会ICCHP2002」にて発表した。

報告書

(2件)
  • 2002 実績報告書
  • 2001 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Tomoyuki Nishioka: "The See-through Head Mount Display as the Information Offering Device for the Hearing Impaired Students"Proceedings of Int.Conf.Computers Helping People with Special Needs. 166-167 (2002)

    • 関連する報告書
      2002 実績報告書

URL: 

公開日: 2001-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi