研究課題/領域番号 |
13780129
|
研究種目 |
若手研究(B)
|
配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
教育工学
|
研究機関 | 高松工業高等専門学校 |
研究代表者 |
重田 和弘 高松工業高等専門学校, 電気情報工学科, 助教授 (70332070)
|
研究期間 (年度) |
2001 – 2002
|
研究課題ステータス |
完了 (2002年度)
|
配分額 *注記 |
1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
2002年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
2001年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
|
キーワード | マルチメディア / 学習教材 / 三次元コンピュータグラフィックス / 立体ディスプレイ / アニメーション / 三次元コンピュータグラフイックス |
研究概要 |
マルチメディア学習教材は、各学習者の好みに応じた適切な速度で情報提示を行うことが望ましい。そこで、このような学習システムの実現を目指して、適切な映像提示速度と音声提示速度を測定し、その推定手法を検討した。 1.適切な映像提示速度 トランジスタやICなどの電子部品、幾何学図形など、さまざまな立体図形を三次元CGで作成し、これらを回転提示したときの適切な回転速度を実験により測定した。その結果、適切な速度は、個人差が非常に大きいが、異なる図形間でも相関は高いことがわかった。そして、例えば立方体など、少数の幾何図形に対して好みの速度がわかれば、回帰直線による予測式を用いて、他の多くの図形に対する適切な速度を、学習者ごとに求められることを明らかにした。 2.適切な音声提示速度 科学説明文、新聞記事、小説などさまざまな分野の文章を、コンピュータを用いて読み上げる場合に、最も適切な速度を実験により測定した。実験には、音声合成エンジンを使用した。その結果、適切な速度に個人差はあるが、上記1の映像提示速度の場合と比較すると、その差は小さいことがわかった。また、異なる文章間でも相関は高く、映像提示の場合と同様に、回帰直線による予測式を用いて、好みの音声提示速度を予測できることを明らかにした。 3.映像提示速度と音声提示速度の関係 上記1,2の実験結果をもとに、好みの映像提示速度と音声提示速度の間の相関を調べた。その結果、両者間の相関は低く、映像と音声では好みの提示速度を決定する要因が異なることがわかった。
|