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アメリカ社会科における「サービス・ラーニング」プログラムに関する研究-「振り返り」と「統合」を重視した福祉教育プログラムの開発-

研究課題

研究課題/領域番号 13780137
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 教科教育
研究機関静岡大学

研究代表者

唐木 清志  静岡大学, 教育学部, 助教授 (40273156)

研究期間 (年度) 2001 – 2002
研究課題ステータス 完了 (2002年度)
配分額 *注記
2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
2002年度: 200千円 (直接経費: 200千円)
2001年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
キーワード社会科教育 / アメリカ社会科 / サービス・ラーニング / 福祉教育 / 振り返り / 統合 / 総合的な学習の時間 / ボランティア / アメリカ / 社会科
研究概要

研究2年目を迎えた今年度は、昨年度の海外調査やサービス・ラーニングのデータベース化を踏まえて、国内における社会科および総合的学習にサービス・ラーニングの考え方がどのように生かされるのかを検討した。その成果は「11、研究発表」に載せた論文で明らかにした。また、静岡市社会福祉協議会と共同で開発した『福祉教育プログラム集(1)わたしのしあわせ・みんなのしあわせ』は、サービス・ラーニングの考え方を日本の学校教育の文脈で生かすかたちで作成したものである。現在、この第(2)集を校正中である。
本年度明らかにしたことは、具体的には次の二点である。
第一に、サービス・ラーニングの基本文献及び「福祉教育」プログラムの分析から、日本における社会科及び総合的学習でサービス・ラーニングの考え方を生かすためには、「振り返り」と「統合」の視点が不可欠であることを確認した。その成果は、先に述べた通り、論文や学会発表、さらには、静岡県内の様々な研究会で研究者や学校教員に紹介した。体験的活動が重視される昨今の授業実践では、「体験あって学びなし」の授業を乗り越えていくためにも、この二つの視点が大切なことは、多くの方々の共感を得られたものと考えている。
第二に、日本に「サービス・ラーニング」を導入する際に役立つ視点として「振り返り」と「統合」の二つを重視しながら、先に述べた『福祉教育プログラム集』を完成させ、静岡市内を中心とした学校教現場でサービス・ラーニングの考え方を浸透させる努力をした。サービス・ラーニングを日本に確立するために大切なことは、「振り返り」と「統合」の視点を重視すること、そして、社会福祉協議会等の社会団体(行政やNPOを含む)と共同でカリキュラムを開発する努力を学校教員が惜しまないことである。

報告書

(2件)
  • 2002 実績報告書
  • 2001 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] 唐木清志: "欧米等におけるボランティア活動の概念と活動の実態"教職研修総合特集 子どもの奉仕活動・ボランティア活動をどう進めるか-学校内外を通じた奉仕活動・体験活動の推進方策. 155号. 46-49 (2002)

    • 関連する報告書
      2002 実績報告書
  • [文献書誌] 唐木清志: "子どもの社会行動を支援するサービス・ラーニングの教授方略-ルイス(Barbara A.Lewis)の場合"日本福祉教育・ボランティア学習学会年報. Vol.7. 244-264 (2002)

    • 関連する報告書
      2002 実績報告書
  • [文献書誌] 唐木清志: "社会科における「参加」の意義-「市民」育成を目指す社会科教育のあり方"社会科教育研究 別冊 2002(平成14)年度 研究年報. (2003)

    • 関連する報告書
      2002 実績報告書

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公開日: 2001-04-01   更新日: 2016-04-21  

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