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総合的学習のカリキュラムと社会に開かれた学校教育システムの長期的開発研究

研究課題

研究課題/領域番号 13780138
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 教科教育
研究機関関西大学 (2002)
大阪教育大学 (2001)

研究代表者

山住 勝広  関西大学, 文学部, 助教授 (50243283)

研究期間 (年度) 2001 – 2002
研究課題ステータス 完了 (2002年度)
配分額 *注記
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
2002年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
2001年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
キーワード総合的学習 / カリキュラム開発 / プロジェクト学習 / 開かれた学校 / 協働 / ソーシャル・キャピタル / ソーシャル・センター / 学びのエコ・システム / 学校改革 / 教師教育 / 実践的介入 / カリキュラム・コーディネーター / ネットワーキング
研究概要

本研究は、総合的学習のカリキュラム開発と社会に開かれた学校教育システムの創出をリンクさせる次の二つの側面での成果を得るものとなった。第一は、総合的学習のカリキュラム開発を学校全体の共同作業として進めていく現場教師のカリキュラム・プランニングの手立てと手続きを明らかにしたことである。大阪府下の市の教育センター、公立小学校2校と協力し、このカリキュラム開発の共同作業を実施し検証した。それは、総合的学習を子どもの興味・関心にもとづくプロジェクト学習と捉えるものである。子どもたちは現実生活の文脈の中で生きた意味を持つようなテーマを設定する。グループに分かれそのテーマを話し合い、フィールドワークを行い、調査し、表現・発信していく。つまり、テーマを可能なかぎり深く探究し、持続的に学んでいくのである。このようなプロジェクト学習をどうデザインするかの手立てと手続きを本研究では明らかにし、それを現場で教師たちと実践・検証した。第二に、社会に開かれた学校教育システムのモデル化についてコラボレーション(協働)をキーワードにして次の三つの観点から進めた。第一に学校全体の同僚間の協働。第二に総合的学習の実践を通した保護者、多様な専門家やゲストティーチャー、地域住民、そして大学や学生との協働。第三に地域の学校間の協働。これらは、学校が地域にソーシャル・キャピタル(相互信頼や相互支援の創発的ネットワーク)を築き蓄積していくものとなる。このような開かれた学校について本研究は「ソーシャル・センターとしての学校」、「学びの活動のエコ・システム」としてモデル化し、2年間継続的にアクション・リサーチを行ってきた学校現場においてその萌芽的形態を分析し促進した。以上二つの連動する側面は、新しいカリキュラムと学習活動の創出に向かっている学校現場にとって、今後さらに深化・発展が求められる重要課題である。

報告書

(2件)
  • 2002 実績報告書
  • 2001 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] 山住 勝広: "チェンジ・ラボ-学校現場の新しい仕事をデザインする<実験場>"関西連合教育学研究科博士課程設置構想検討委員会編『教育研究論集』. 創刊号. 1-15 (2002)

    • 関連する報告書
      2002 実績報告書
  • [文献書誌] 山住勝広: "拡張的学習のコミュニティとしての学校-総合学習と学校改革への活動理論的アプローチ"関西大学教育学会『教育科学セミナリー』. 第34号(印刷中). (2003)

    • 関連する報告書
      2002 実績報告書
  • [文献書誌] 保坂裕子: "チェンジ・ラボ--学校現場の新しい仕事をデザインする<実験場>--"関西連合大学院設置構想委員会「教育研究論集」. 創刊号. 1-12 (2002)

    • 関連する報告書
      2001 実績報告書

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公開日: 2001-04-01   更新日: 2016-04-21  

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