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アメリカ合衆国における公民教育内容構成原理の研究

研究課題

研究課題/領域番号 13780141
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 教科教育
研究機関岡山大学

研究代表者

桑原 敏典  岡山大学, 教育学部, 講師 (70294395)

研究期間 (年度) 2001 – 2002
研究課題ステータス 完了 (2002年度)
配分額 *注記
400千円 (直接経費: 400千円)
2002年度: 400千円 (直接経費: 400千円)
キーワードアメリカ社会科 / 公民教育 / カリキュラム / 杜会科公民 / 社会科公民
研究概要

本研究は、平成13年度からの継続研究であり、現代アメリカ合衆国において開発された公民的教科目のカリキュラムの分析、検討を通じて公民教育カリキュラムの構成原理を理論的に解明しようとするものである。
平成13年度に行なった研究を通して、わが国の公民教育カリキュラムの研究に関しては、政治教育や経済教育など個別の領域ごとにプロジェクトを取り上げ、カリキュラムの分析がなされてきていることが明らかになった。そこで、公民教育全体についてそのカリキュラム構成原理を明らかにすることは、市民育成を目指す公民教育確立のために不可欠であり、領域にとらわれず広く公民的領域の諸プロジェクトを取り上げることの必要性が改めて認識された。
14年度は、13年度に引き続き、公民教育カリキュラムに関する資料収集、類型化、分析を行ない次のような結論を得ることができた。
1.公民教育は市民的資質育成を目指す社会科公民として確立される必要があること。そのためには、現代の社会科教育研究で明らかにされている市民的資質の構造に基づき、カリキュラムを体系的に捉える必要があること。
2.社会科公民としての公民教育のカリキュラムは、(1)科学的社会認識形成をねらいとするもの、(2)思想形成・合理的意思決定力育成をねらいとするもの、(3)実践的意思決定力育成をねらいとするもの、(4)市民的行動力育成をねらいとするものに類型化されること。
3.科学的社会認識形成をねらいとするカリキュラムは、社会科学研究に基づくか、あるいは人間科学研究に基づくものであること。
4.思想形成・合理的意思決定力育成をねらいとするカリキュラムは、制度規範研究に基づくか、あるいは政策・行為規範研究に基づくものであること。
しかしながら、これらを組み合わせて編成される中等社会科における公民カリキュラム全体をどのように構想するかということは、今後の課題として残された。

報告書

(2件)
  • 2002 実績報告書
  • 2001 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 桑原 敏典: "アメリカ社会科における公民教育の改善に関する研究(II)-判例を用いた判断力育成教材を事例として-"岡山大学教育学部研究集録. 第120号. 1-11 (2002)

    • 関連する報告書
      2002 実績報告書

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公開日: 2002-04-01   更新日: 2016-04-21  

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