• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

並列計算機上での資源予約に基づくジョブスケジューリング技術に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 13780206
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 計算機科学
研究機関東京工業大学

研究代表者

合田 憲人  東京工業大学, 大学院・総合理工学研究科, 講師 (80247212)

研究期間 (年度) 2001 – 2002
研究課題ステータス 完了 (2002年度)
配分額 *注記
2,500千円 (直接経費: 2,500千円)
2002年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2001年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
キーワード並列処理 / スケジューリング / 資源予約 / ジョブスケジューリング / 並列計算 / シミュレーション
研究概要

並列処理技術の向上とハードウェアの低価格化により、これまで特定の分野に限られていた並列計算機のユーザが拡大している。これに伴い、並列計算機上でより多くのユーザのプログラム(ジョブ)を効率よく実行するジョブスケジューリング技術がより重要となっている。本研究では、資源予約を用いたジョブスケジューリング技術の関する研究を行った。資源予約は、ユーザの計算資源要求(使用CPU数、メモリ使用量、ジョブ終了期限など)に対して、必要な計算資源を当該ユーザのジョブのために予約することにより、ジョブの応答性を保障する技術である。平成13年度は、資源予約の有無、ジョブの実行中断の有無などの方針が異なるスケジューリングアルゴリズムを考案し、これらのアルゴリズムを評価するためのシミュレーションモデルを構築した。また本モデルに基づくシミュレータを開発し、スケジューリングアルゴリズムの性能評価を行った。本評価の結果、単純な到着順によるアルゴリズムでは、資源予約を行うジョブ(予約ジョブ)の実行性能が低下するだけでなく、予約ジョブの影響により予約を行わないジョブの性能が著しく低下することがわかり、Backfillingといったより高度なアルゴリズムを用いる必要があることが確認された。平成14年度は、平成13年度に開発したシミュレータ上で、スケジューリングアルゴリズムのさらに詳細な評価を行った。特にスケジューリングオーバーヘッドおよびジョブの中断復帰に要するオーバーヘッドに関するモデル化を行い、より現実に近いモデル上での性能評価を行った。また現実の並列プログラムの特徴を解析することにより、より現実に近いワークロードモデルを構築し、本モデルによる性能評価を行った。本評価の結果、より現実に近いモデルにおいても、資源予約技術の有効性が確認された。

報告書

(2件)
  • 2002 実績報告書
  • 2001 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] 藤原 一毅, 合田 憲人: "資源予約に基づく並列ジョブスケジューリング手法の評価"情報処理学会・電子情報通信学会 並列処理シンポジウムJSPP2002. 159-160 (2002)

    • 関連する報告書
      2002 実績報告書
  • [文献書誌] 菅 真樹, 合田 憲人: "並列災害救助シミュレーションの精度評価手法"情報処理学会研究報告HPC91-32. 185-190 (2002)

    • 関連する報告書
      2002 実績報告書
  • [文献書誌] 菅 真樹, 合田 憲人: "並列災害救助シミュレーションの並列化手法"情報処理学会・電子情報通信学会 先進的計算基盤システムシンポジウムSACSIS2003. (2003)

    • 関連する報告書
      2002 実績報告書

URL: 

公開日: 2001-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi