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画材再現に適したボリュームベースのディジタルペイントシステムに関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 13780239
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 計算機科学
研究機関和歌山大学

研究代表者

高木 佐恵子  和歌山大学, システム工学部, 助手 (60332772)

研究期間 (年度) 2001 – 2002
研究課題ステータス 完了 (2002年度)
配分額 *注記
2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
2002年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
2001年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
キーワードボリュームレイトレーシング / 絵画風画像 / ポイントベースグラフィックス / サーフェルレンダリング / Kubelka-Munkの二定数理論 / ボリュメトリックモデリング / ボリュメトリックレイトレーシング / Kubelka-Munkモデル / 重ね塗り
研究概要

(1)ボリュメトリックレイトレーシング法の改良について
印刷や繊維業界で一般的に利用されているKubelka-Munkの二定数理論を組み込んだボリュームレイトレーシング法の提案については,多くの人に認められるような,効果的なレンダリング結果を得られていないため,引き続き手法の改良と実験を行っている.
(2)サーフェルを用いた絵画風画像の生成について
サーフェルは,複雑な形状の高速レンダリング手法として,2000年に発表された概念である.これは,最近盛んに研究が行われているポイントベースレンダリングの一手法である.ポイントベースレンダリングでは,一般に,複雑な形状を点の集合として扱い,点に色や模様をあたえてレンダリングする.このとき,色や模様の与え方によって,レンダリング結果が異なる.そこで,色や模様を操作することにより,一つのデータから,さまざまな画材調のレンダリング結果を得られると考えた.サーフェルレンダリングでは,対象の表面だけにサンプル点を配置し,内部構造は扱わない.これは,ボリュームデータとは相反するデータ構造である.しかし,絵を描く場合,絵に対して垂直な視点から絵をみるのが一般的である.そこで,対話的な処理時間で描画活動を行えるよう,描画の途中段階では,データをサーフェルレンダリングによりユーザへ表示し,上記(1)のボリュメトリックレイトレーシング法は,完成した絵のデータを最終的にレンダリングする場合や,正面ではなく斜めなどから見る場合のレンダリングに用いることを考えた.また,最終的な画像を得るより前の段階で,簡易的にさまざまな画材での表現を試しやすくなり,描画活動を促進すると考えられる.サーフェルレンダリングを行う部分を開発し,それに引き続き,(1)で用いるボリュームデータからサーフェルデータへの変換,適切な色や模様の生成方法について取り組んでいる.

報告書

(2件)
  • 2002 実績報告書
  • 2001 実績報告書

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公開日: 2001-04-01   更新日: 2016-04-21  

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