• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

非線形特徴量空間および高次元確率モデルに基づく低品質類似文字の類別に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 13780312
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 知能情報学
研究機関東京工業高等専門学校

研究代表者

鈴木 雅人  東京工業高等専門学校, 情報工学科, 助教授 (50290721)

研究期間 (年度) 2001 – 2002
研究課題ステータス 完了 (2002年度)
配分額 *注記
1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
2002年度: 300千円 (直接経費: 300千円)
2001年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
キーワード非線形変換 / 類似文字識別 / 高次元確率モデル / 手書き文宇認識 / ETL9 / 混合識別法 / 2次統計量 / 高次統計量 / 一般化線形判別法 / 類似文字類別 / 手書き文字認識
研究概要

本研究では,低品質な類似文字をより高精度に類別するための手法として,一般化線形判別法と非線形変換とを組み合せた手法について検討を行なった.これまでの代表的な文字認識手法の1つとして,文字画像から方向線素特徴量と呼ばれるある種の特徴を抽出し,その特徴を用いて識別を行う方法がある.方向線素特徴量は196個の数字で表されているため,196次元空間の1点としてとらえることができるが,従来から提案されてきた類似文字識別の根本的な考え方は,類似する2種類の文字の違いが最も良く現れる部分空間にこれらの点を射影し,この部分空間に2つの類似文字の境界面を設定して判別を行なおうというものである.この手法を用いれば,比較的少ない計算量でより高精度な識別が実現可能であるが,射影そのものの性質から来る識別能力の限界があることがわかっている.そこで,一般化線形判別法による類似文字識別において,どのような性質を持つ非線形変換が有効であるかを明らかにし,その非線形変換を用いた類別を実現するために,どのような手法によって計算量の大幅な削減を実現するか,について検討した.その結果,正準化によって得られる変量の中で固有値の小さなもののうち,互いに独立生の低い変量の積によって表現される相関項が高次元の非線形変換に有効であり,そのような相関項によって作られる非線形部分空間の中で類似文字判別のための決定境界面を設定することにより,より計算量をおさえ,精度の高い識別が可能となることがわかった.

報告書

(2件)
  • 2002 実績報告書
  • 2001 実績報告書
  • 研究成果

    (5件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (5件)

  • [文献書誌] M.Suzuki, N.Kato, Y.Nemoto, H.Ichimura: "Descrimination Method of Similar Characters with Quadratic Comound Mahalanobis Function"System and Computers in Japan. Vol.33,no.5. 11-20 (2002)

    • 関連する報告書
      2002 実績報告書
  • [文献書誌] 中山英久, 加藤寧, 根元義章, 鈴木雅人: "候補矩形ラティスの段階的探索法を用いた高精度な手書き宛名認識"電子情報通信学会PRMU研究会. PRMU2001-262. 139-146 (2002)

    • 関連する報告書
      2002 実績報告書
  • [文献書誌] 鈴木雅人, 加藤寧, 根元義章, 市村洋: "2次混合マハラノビス関数を用いた類似文字識別手法"電子情報通信学会論文誌. vol.J84-D-II, no.4. 659-667 (2001)

    • 関連する報告書
      2001 実績報告書
  • [文献書誌] 鈴木雅人, 加藤寧, 根元義章, 市村洋: "2次混合関数を用いた類似文字識別手法"電子情報通信学会論文誌. vol.J84-D-II, no.8. 1557-1565 (2001)

    • 関連する報告書
      2001 実績報告書
  • [文献書誌] 鈴木雅人, 加藤寧, 根元義章, 市村洋: "オンライン文字筆跡を用いた手書き文字パタンの自動生成法"電子情報通信学会論文誌. vol.J84-D-II, no.11. 2353-2361 (2001)

    • 関連する報告書
      2001 実績報告書

URL: 

公開日: 2001-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi