• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

物理世界での相互作用により情報弱者の協調作業を支援するシステム

研究課題

研究課題/領域番号 13780319
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 情報システム学(含情報図書館学)
研究機関東京大学

研究代表者

杉本 雅則  東京大学, 大学院・市領域創成科学研究科, 助教授 (90280560)

研究期間 (年度) 2001 – 2002
研究課題ステータス 完了 (2002年度)
配分額 *注記
2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
2002年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
2001年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
キーワード協調作業支援システム / 拡張現実感 / ヒューマンコンピュータインタラクション / 情報検索
研究概要

情報通信技術の社会への浸透に伴い、人間とコンピュータとのインターフェイスの設計はますます重要になっている。そこで本研究は、特に幼児や高齢者のような情報弱者を対象とし、コンピュータを意識することなく、知的な作業を支援するためのシステムの構築を目指した。本年度は昨年度に引き続き、RFID(Radio Frequency Identification)技術に基づくセンシングボードを活用し、他者との協調学習を支援するためのシステムを構築した。具体的には、音楽を対象とし、ゲーム感覚で音に親しむとともに、和音の学習を支援するためのシステムの構築を行った。本研究では、まず最初に、物理世界と仮想世界とを連携させる拡張現実感の技術に基づき、直感的に操作可能なユーザインターフェイスを構築した。それにより、コンピュータを利用することによる身体的、精神的な障壁を軽減し、誰もが容易に協調作業に参加できることを目指した。構築されたシステムでは、センシングボード上に、利用者によって選ばれた複数の楽器を表示される。利用者は、物理的なコマ(RFIDタグを埋め込んでいる)を用いて表示された楽器の適切な場所に触れることにより、その楽器の任意の音色を奏でることが出来る。複数の利用者からの操作はセンシングボードによって瞬時に認識される(同時多入力)ので、音楽の伴奏に合わせつつ、グループで合奏を行うことが可能になる。利用者は、没入感の高い環境を通して視覚的、聴覚的なフィードバックを受けつつ他者と協調しながら、学習を進めることができる。

報告書

(2件)
  • 2002 実績報告書
  • 2001 実績報告書

URL: 

公開日: 2001-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi