• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

着離桟操船時におけるタグ操船の安全性評価と支援システムの開発

研究課題

研究課題/領域番号 13780359
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 社会システム工学
研究機関東京商船大学

研究代表者

石橋 篤  東京商船大学, 商船学部, 講師 (00242321)

研究期間 (年度) 2001 – 2002
研究課題ステータス 完了 (2002年度)
配分額 *注記
2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
2002年度: 400千円 (直接経費: 400千円)
2001年度: 1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
キーワード多入力多出力制御系 / 操船者特性 / 船舶操縦性能解析 / 操船情報提供 / 支援システム
研究概要

本年度は操船シミュレータを用いたケーススタディにより、昨年度試作を行った支援システムの改良およびその有効性について検証実験を行う。
以下に本年度の新たに開発を行なった項目を示すと共に研究成果の概要を示す。
1)昨年開発を行なったコントローラに次の改良を行なった。実際の操船場面への適応を考え,指令に対するタグボートの実行遅れの影響とタグボートの出力上の制限を考慮した制御量補正方法を考案し,コントローラに組み込んだ。
2)操船上必要となる情報を統合化し,操船者に提供する情報表示装置の開発を行なった。
タグボートを利用した操船をおこなう場合に,操船者の負担となっているものは,情報処理と複数のタグボート制御を同時に実行することである。それは,目的の運動が複雑なものになるほどその度合いは増す。本年度は,H13年度開発を行なった支援システムを現実の操船状況に適応すべく,さらなる改良,開発を行なった。開発を行なった支援システムは、操船上必要となる情報処理とタグボートに関する指令操作から操船者を開放することで負担の軽減を行った。支援システムを用いることで操船に要する時間は短縮され,その精度は向上する。これはタグボートを利用した操船作業における運航効率と安全性の両者を改善することにつながると考えられる。
本年度開発を行なった支援システムでは,本船装備で信頼性の高いジャイロコンパスからの信号のみを制御にとり入れた。これは外部のシステムに依存せず,単独で稼動可能なシステムを目指し,開発をおこなったためである。今後,この支援システムをより効果的なものとするために,付加的な機能として,GPSなどから位置情報をとり入れ,船体移動に関しての制御をおこなうことが考えられる。また,本船とタグボート間の情報のやり取りを円滑におこなうための通信システムの開発も求められる。

報告書

(2件)
  • 2002 実績報告書
  • 2001 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] Atsushi Ishibashi: "The development of the support system for tugs operation"2^<nd> Japan and Korea Workshop on Marine Simulator and Simulation Research. 111-118 (2002)

    • 関連する報告書
      2002 実績報告書
  • [文献書誌] Atsushi Ishibashi: "The development of the support system for tugs operation"MARINE TECHNOLOGY. IV. 325-334 (2001)

    • 関連する報告書
      2001 実績報告書

URL: 

公開日: 2001-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi