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極微弱光観測による植物への放射線ホルミシス効果の検証

研究課題

研究課題/領域番号 13780411
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 原子力学
研究機関九州大学

研究代表者

有馬 秀彦  九州大学, 大学院・工学研究院, 助手 (20253495)

研究期間 (年度) 2001 – 2002
研究課題ステータス 完了 (2002年度)
配分額 *注記
2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
2002年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
2001年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
キーワード放射線ホルミシス / 低線量放射線 / 極微弱光観測 / 光電子増倍管
研究概要

自然放射線のような低線量放射線が生物に対してどのような影響(効果)を及ぼしているのかを調べることは、放射線ホルミシス効果の解明に深く関連し有意義である。本研究では、植物を用いて自然放射線から遮蔽された環境等、種々の環境下において生育状況を精度よく観測することにより、自然放射線のような低線量放射線の生体へのホルミシス効果を検証した。
昨年度の研究に引き続き、生育が比較的しやすく種子が入手しやすい植物としてカイワレを採用した。統計的に有意なデータを得るため、同一条件下での植物の生育状況ができるだけ均一化する生育方法を用いた。本研究では、植物実験において従来行なわれているような根長や重量の生長後計測のみならず、放射線が生長時に影響するごとを考慮した生長過程での直接観察として、植物の生長時に発生する極微弱光の観測を試みた。所有する恒温槽内に、鉛ブロックその他を利用して自然放射線を遮蔽できるような環境を構築し、生育・観測装置を設置した。生体発光を精度よく測定するための観測装置として、低雑音型光電子増倍管を使用した。実験では、製作した観測装置内にNaIシンチレータ及び半導体検出器を設置し、ガンマ線及びX線スペクトル測定を行ない、遮蔽により観測装置内が低バックグラウンド環境となることを確認した。植物の発芽期間やその後の生長期間ごとに発光量及びスペクトルを観測し、装置内に置かれた場合と自然放射線下での生育状況等を比較した。さらに、所有するガンマ線源や中性子源を植物の近くに設置し、線源を置いた場合における生育への影響・効果の有無を確認した。

報告書

(2件)
  • 2002 実績報告書
  • 2001 実績報告書

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公開日: 2001-04-01   更新日: 2016-04-21  

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