研究課題/領域番号 |
13780441
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
環境影響評価(含放射線生物学)
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研究機関 | 大阪市立環境科学研究所 |
研究代表者 |
船坂 邦弘 大阪市立環境科学研究所, 大気環境課, 研究員 (60291209)
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研究期間 (年度) |
2001 – 2002
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研究課題ステータス |
完了 (2002年度)
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配分額 *注記 |
1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
2002年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
2001年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
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キーワード | マイクロプレート / umu試験 / 突然変異 / ニトロアレーン / 芳香族アミン / CPRG / 大気環境 / PM2.5 |
研究概要 |
本研究の目的は、大気環境中に存在し、主要な発ガン性物質として疑われている種々のニトアレーンや芳香族アミンに対して高感受性な菌株(Salmonella typhimurium NM3009およびNM2009を用いて、umu試験の高感度マイクロプレート化を試み、披検試料量を飛躍的に少量化することにより、PM2.5など微量な環境試料への適用を目指すことである。前年度までに、12種の陽性標準物質を用いて、最適条件の検討を行い、入り口試料量4μlで一度に2^<12>の範囲にわたる量反応曲線が得られる手法を確立した。本年度の目的は、本法を大気中の微量な粉じん試料に適用することであるが、PM2.5試料は極めて微量(<1mg/day)であることから、まず比較的大量の試料が得られるハイボリウム(HV)およびアンダーセン(AN)サンプラーを用いて検討を行い、本試験の改良を行った。 HV試料では、DCM抽出・濃縮後、アミノ固相カートリッジにより6つの溶媒極性画分に分け、試験を行い、ニトロアレーンの含まれる第3および第4分画において強いumu/SOS活性を確認し、粉じんを採取する際の吸引空気量は1-10m^3程度であると見積もられた。また、AN試料においては、粒径別の画分が得られるので、umu/SOS活性の粒径分布曲線を描き、2μmを境とする微小粒子では粗大粒子に比べて2.8倍の活性を示すことが分かった。以上の結果を基に、微量なPM2.5試料へ本試験を適用するため、PTFE製の濃縮管およびマイクロプレートを使用することにより、披検試料の濃縮率を向上させ、再現性のよい結果を得ることに成功した。PM2.5による最小umu/SOS活性空気量(空試験の2倍の活性を示す吸引空気相当量)は、0.05-1.0m^3程度であると推定した。 今後、他の環境試料(河川水・ガス状物質など)への応用に向けて取り組む予定である。
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