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生合成概念を基盤とするラン藻毒マイクロシスチンの生産の制御に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 13780476
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 生物有機科学
研究機関名城大学

研究代表者

藤井 清永  名城大, 薬学部, 助手 (10278327)

研究期間 (年度) 2001 – 2002
研究課題ステータス 完了 (2002年度)
配分額 *注記
2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
2002年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
2001年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
キーワードマイクロシスチン / 生合成 / 合成酵素タンパク質 / ラン藻
研究概要

本研究の第一段階として、マイクロシスチンの生合成における中間体の取得を試みた。本化合物はリボソーム非依存的にペプチド合成され、中間体はその合成酵素タンパク質に4'-フォスフォパンテテインを介して結合していると推定されている。そこで、中間体が結合しているとされる合成酵素タンパク質を取得するため、マイクロシスチン生産ラン藻を大量培養し、複数ある合成酵素タンパク質の抽出およびSDS-PAGEによる検出を実施した。その結果、本合成酵素の遺伝子情報より推定される分子量画分付近に、本合成酵素タンパク質と考えられるバンドをいくつか観察することができた。これら観察されたバンドが目的のタンパク質であることを確認するため、二つの方法を試みた。一つは、遺伝子破壊により本タンパク質が欠損している藻体との比較による間接的な同定。もう一方は、一部の本合成酵素タンパク質において作成された抗体を用いて、ウエスタンブロッディングによる直接的な検出・同定である。前者においては、目的の合成酵素タンパク質量が同時に抽出されるタンパク質量に比べ、極めて微量であることから、タンパク質の有無による比較・同定は困難であった。しかし一方、後者においては、特異的に目的とするタンパク質を一部、微量ながら検出・同定することができた。今後は、これらの結果に基づいて、目的とするタンパク質の効率的な抽出・精製法を確立し、取得されるタンパク質の構造解析および中間体の切り出し、ならびに、その構造解析へと展開を計りたい。

報告書

(1件)
  • 2001 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] K.-I.Harada, K.Fujii, M.F.Watanabe et al.: "Co-production of Microcystins and Aeruginopeptins by Natural Cyanobacterial Blooms"Environ.Toxicol.. 16. 295-305 (2001)

    • 関連する報告書
      2001 実績報告書
  • [文献書誌] Y.Igarashi, K.Fujii, T.Furumai et al.: "Goadsporin, a Chemical Substance Which Prompotes Secondary metabolism and Morphogenesis in Streptomycetes II"J.Antibiotics. 54. 1045-1053 (2001)

    • 関連する報告書
      2001 実績報告書

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公開日: 2001-04-01   更新日: 2016-04-21  

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