研究課題/領域番号 |
13780501
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
機能生物化学
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
薬師 寿治 名古屋大学, 大学院・理学研究科, 助手 (30324388)
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研究期間 (年度) |
2001 – 2002
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研究課題ステータス |
完了 (2002年度)
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配分額 *注記 |
2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
2002年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
2001年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
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キーワード | イオンチャネル / エネルギー変換 / ビブリオ菌 / べん毛 / モーター / ナトリウム駆動力 / 生化学 |
研究概要 |
【研究目的】 ビブリオ菌のNa^+駆動型べん毛の回転は、膜蛋白質であるPomA/PomB複合体、MotXならびにMotYによって行われる。Na^+チャネルでもあるPomA/PomB複合体が行う構造変化が、べん毛モーターを回転させると考えられる。本研究はPomA/PomB複合体、MotXならびにMotYの生化学的解析を目指している。平成14年度は、PomA/PomB複合体のNa^+透過活性の検討とMotYの精製の検討を行った。 【研究成果】 1.精製PomA/PomB複合体のNa^+透過活性:平成13年度の研究において精製したPomA/PomB複合体を再構成したプロテオリポソームを用いて、拡散電位に依存した^<22>Na^+取り込みの検出を試みたが、有意な結果を得ることはできなかった。 2.PomA/PomB複合体を大量発現した膜標品のNa^+透過:三種類全てのNa^+/H^+アンチポーターを欠失した大腸菌に野生型PomA/PomB複合体、ならびにNa^+透過活性の上昇が期待されたPomA/PomB複合体を大量発現した膜画分を用いて、拡散電位に依存した^<22>Na^+の取り込みを試みたが、有意な結果を得ることはできなかった。 3.水溶性MotYの精製:MotYはMotX非存在下にはペリプラズムに可溶性蛋白質として局在する。この水溶性MotYを大量に調製するため、大量発現系の構築を行った。ペリプラズム画分より、ヒスチジンタグを付加した水溶性MotYを金属アフィニティーカラムにより、ほぼ純粋な状態まで精製することができた。1Lの培養から約1mgの精製標品を得ることができた。構造解析に向けて一歩踏み出すことができた。
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