• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

DNA損傷後の複製再開に対するDNA修復蛋白質XRCC1の関与

研究課題

研究課題/領域番号 13780562
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 分子生物学
研究機関岩手医科大学

研究代表者

久保田 美子  岩手医科大学, 医学部, 講師 (30260102)

研究期間 (年度) 2001 – 2002
研究課題ステータス 完了 (2002年度)
配分額 *注記
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
2002年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
2001年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワードXRCC1 / Base excision repair / polymorphism / alkylating agent / DNA複製 / リン酸化 / BRCTモチーフ
研究概要

本年度はXRCC1タンパク質のリン酸化アミノ酸の決定を行う予定であったが、完了できなかった。実験の遅延の原因は放射性同位元素を用いる実験の困難なことである。今後放射性同位元素を用いないで実験系を組み立てるよう検討する必要がある。
本年度明かにできた点は以下のとおりである。1)細胞をアルキル化剤(methyl methansulfonate)処理した時にXRCC1タンパク質のリン酸化が亢進する。2)これはBRCT-a motifの機能に依存する。3)このリン酸化によって既知のXRCC1と結合するタンパク質PARP-1との相互作用は影響を受けない。4)等電点電気泳動とウエスタンブロッティングの結果から、XRCC1は少なくとも5つのリン酸化を受ける。
また、XRCC1遺伝子の多型についても基礎的な実験を行った。具体的には、ヒト集団中で同定されている三種類のXRCC1遺伝子多型の機能への影響を実験的に解析するため、多型のXRCC1タンパク質を発現する細胞株を作成し、アルキル化剤への感受性を調べた。これまでのところ280番目のアミノ酸の多型がアルキル化剤への感受性に影響を与えるらしいことが分かってきた。

報告書

(2件)
  • 2002 実績報告書
  • 2001 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] Yoshiko Kubota, Saburo Horiuchi: "Independent roles of XRCC1's two BRCT motifs in recovery from methylation damage"DNA Repair. vol 2/4. 407-415 (2003)

    • 関連する報告書
      2002 実績報告書
  • [文献書誌] 久保田美子: "DNA損傷とその修復系"岩手医学雑誌. 53・5. 309-316 (2001)

    • 関連する報告書
      2002 実績報告書

URL: 

公開日: 2001-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi