研究課題/領域番号 |
13834005
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究機関 | 法政大学 |
研究代表者 |
皆川 邦直 法政大学, 現代福祉学部, 教授 (00174087)
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研究分担者 |
林 もも子 立教大学, 現代心理学部, 教授 (30257290)
田上 美千佳 (財)東京都医学研究機構, 東京都精神医学総合研究所, 主任研究員 (70227247)
長山 恵一 法政大学, 現代福祉学部, 教授 (60164472)
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研究期間 (年度) |
2001 – 2002
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研究課題ステータス |
完了 (2002年度)
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配分額 *注記 |
2,900千円 (直接経費: 2,900千円)
2002年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
2001年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
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キーワード | 不登校 / 引きこもり / 非行 / 思春期 / 親ガイダンス / アタッチメントスタイル面接 / ひきこもり / 愛着 / attachment style interview / school refusal / social phobia / delinquency / truancy / adolescence |
研究概要 |
某公的精神保健福祉機関の思春期デイケア親プログラムに参加する母親を子どもの不登校・ひきこもり群と不登校・非行群の2群に分けて,母親のアタッチメント・スタイルについて比較することを目的として研究を開始した。この目的設定には不登校・非行群の母親の方が不登校・引きこもり群の母親と比較して親ガイダンスを活用して親役割の遂行を適切化することに多くの困難のある事が観察されていたためである。結論として本基盤研究の初期の目的は研究経過に発生した困難のために予想した成果を得ることはできなかった。すなわち、ASI(attachment style interview)日本版の評価者間信頼性の確認ができなかった。しかし、不登校・ひきこもり群の母親のほうが不登校・非行群の母親と比較して、グループ親ガイダンスを活用して子どもの社会適応度を上げやすいことは明らかになった。また,不登校・非行群の母親に大きな感情の動揺ならびに夫婦関係の修復困難性が観察された。本研究の結論として両群の母親の愛着タイプ特性によって両群の特徴を述べることのできる可能性は十分にあり,今後の検証が必要である,と云える。
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