研究課題/領域番号 |
13837016
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
ジェンダー
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研究機関 | 東京都立保健科学大学 |
研究代表者 |
中川 薫 東京都立保健科学大学, 保健科学部, 助教授 (00305426)
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研究期間 (年度) |
2001 – 2004
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研究課題ステータス |
完了 (2004年度)
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配分額 *注記 |
2,700千円 (直接経費: 2,700千円)
2004年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
2003年度: 100千円 (直接経費: 100千円)
2002年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
2001年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
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キーワード | 障害児の母親 / 意識の形成と変容 / 母親役割規範 / 役割規範的拘束 / 障害児への態度 / 母親のストレス / 母親のサポート・ネットワーク / 母親のwell-being / 性別役割分業 / 母親意識 / 生活ストレス / サポートネットワーク / 夫婦関係 / well-being / 社会的相互作用 / トータル・コミットメント / 役割的拘束 / 育児意識 / 質的分析 |
研究概要 |
本研究は、「障害児の母親」の意識が、社会的環境、すなわち「家族や親戚」「保健・医療・福祉・療育の専門職」「他の障害児の母親」「世間の目」等との相互作用の中で、形成、変容していくプロセス、さらにその規定要因を明らかにすることを目的とするものである。 この目的に対し、障害児の母親等へのインタビュー、障害児の母親への配票調査を行い、質的、量的側面よりアプローチした結果、以下のような研究成果を得た。 1.障害児の母親は、子と一体化し、子の障害軽減を自分の使命として子の人生や障害を全面的に引き受けていこうとする‘トータル・コミットメント'の態度を形成させていた。 2.その後、母親は、トータル・コミットメントから得られるものと失うものの両側面を認知し、葛藤の中でケアを行うようになっていった。 3.障害軽減という目標が保たれていれば、トータル・コミットメントは維持されるが、障害軽減を諦めざるを得ない経験をし、トータル・コミットメントで失うものの方が大きいと判断した場合、それまで母親を拘束していた母親役割規範を意識の中で自己調整した上で、トータル・コミットメントを低下させていた。 4.母親は、子へのコミットメントを低下させることで、子、自分、他の家族にどんな影響があるかを評価し、評価しだいで、コミットメントの再調整をしていた。 5.トータル・コミットメントの低下が起こることで、むしろ母親は、子に障害があることへの肯定感を得ていた。
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