研究課題/領域番号 |
13837026
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究機関 | 聖徳大学 |
研究代表者 |
伊藤 裕子 聖徳大学, 人文学部, 教授 (50296357)
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研究分担者 |
相良 順子 聖徳大学, 人文学部, 講師 (20323868)
池田 政子 山梨県立女子短期大学, 幼児教育科, 教授 (70105964)
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研究期間 (年度) |
2001 – 2002
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研究課題ステータス |
完了 (2002年度)
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配分額 *注記 |
3,600千円 (直接経費: 3,600千円)
2002年度: 2,400千円 (直接経費: 2,400千円)
2001年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
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キーワード | 主観的幸福感 / 夫婦関係 / 職場満足度 / 仕事コミットメント / 自己開示 / 中年期 / 子育て期 / 心理的健康 / ジェンダー / 職業 / ソーシャル・スキル |
研究概要 |
本研究では、職業生活と家庭生活をともに男女にとっての重要な生活基盤と考え、それらが持つ意味、およびそのコミットメントの程度と満足が、心理的健康に及ぼす影響とそこにおけるジェンダー・ギャップを明らかにすることを目的とした。調査では子育て期と中年期というライフステージの異なる夫婦約1,400名を対象に、a.職業生活、b.家庭生活、c.対人関係、d.心理的健康(主観的幸福感)について尋ねた。結果は以下の通りである。 1.夫婦関係満足の最大の規定因は、男女ともコミュニケーションの量と質である。一方、夫の子育て関与は妻の満足度を高め、子育て期では夫自身の満足度も高めていた。さらに、男性では職場への満足が夫婦関係の満足も高めるが、女性の場合は、就業者であっても家計収入の満足の方が影響しており、職業生活と家庭生活の関係が男女で異なることが示唆された。 2.就業している男女の仕事満足感は子育て期の男性で低く、仕事へのコミットメントは世代に関わらず女性より男性で高かった。また、女性の場合、仕事満足感を高める職場の処遇がパートや自営とフルタイムで異なり、就業形態による意識の相違が明らかにされた。 3.主観的幸福感に強く影響するのは、男性では職場満足度、女性では夫婦関係満足度だが、女性では就業形態により差がみられる。フルタイムでは職場満足度が男性と同程度に高く、パートではそれが影響力を持たない。すなわち、性別に関わらず個人がエネルギーを注ぐ源泉から得られる満足が主観的幸福感を規定するといえる。
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