研究課題/領域番号 |
13852013
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研究種目 |
基盤研究(S)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
金属生産工学
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
浅井 滋生 名古屋大学, 大学院・工学研究科, 教授 (80023274)
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研究分担者 |
岩井 一彦 名古屋大学, 大学院・工学研究科, 助教授 (80252261)
成 むん圭 名古屋大学, 大学院・工学研究科, 助手 (00397481)
佐々 健介 名古屋大学, 大学院・工学研究科, 助教授 (30101166)
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研究期間 (年度) |
2001 – 2005
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研究課題ステータス |
完了 (2005年度)
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配分額 *注記 |
122,330千円 (直接経費: 94,100千円、間接経費: 28,230千円)
2005年度: 4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
2004年度: 17,290千円 (直接経費: 13,300千円、間接経費: 3,990千円)
2003年度: 45,760千円 (直接経費: 35,200千円、間接経費: 10,560千円)
2002年度: 44,460千円 (直接経費: 34,200千円、間接経費: 10,260千円)
2001年度: 9,880千円 (直接経費: 7,600千円、間接経費: 2,280千円)
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キーワード | 材料電磁プロセシング / 結晶配向 / 生体材料 / 構造用セラミックス / 炭素繊維 / 超伝導磁石 / 熱電材料 / スリップキャスティング / 配向 / 生体複合材 / 一軸配向 / セラミックス / アパタイト / メソフェイズ / 超伝道磁石 / ハイドロキシアパタイト / 複合材料 / 材料電磁プロセッシング / PAN繊維 / 複合材 / 超電導磁石 / メソフェイズ小球体 |
研究概要 |
I.炭素材料への展開:(1)炭素繊維製造工程のうち,安定化工程に張力と強磁場を重畳印加することによって、張力を低く設定した場合には、繊維の強度が磁場印加によって2倍高くなることを見いだした。本メカニズムは安定化行程において脱窒素反応が磁場によって抑制されるものと推察した。(2)タールピッチを磁場中で熱処理すると炭素化が促進され,粒径の均一なメソフェイズ小球体が作製された.(3)高圧下で10Tの強磁場を印加しつつ、メシチレンを熱分解すると小球体の生成を抑制できることを示した。 II.生体用セラミックスへの展開:(1)磁場中スリップキャステイング法あるいは水中熱基板法によって骨代替材料である水酸アパタイト(HAp)を結晶配向させることができた。さらに,ほぼ100%高配向した成形体を作製する方法を見出すとともに,一軸配向させる方法を提案した。この方法によってほぼ完全な一軸結晶配向成形体の作製に成功した.(2)HAp-コラーゲン生体複合材の作製を試み,強磁場印加の下で配向したコラーゲン線維の上にHApを析出させることに成功した。 III.非磁性金属への展開:非磁性である亜鉛の凝固過程に強磁場を印加することによって結晶配向させる方法を提案し,亜鉛結晶配向試料の作製に成功した。 IV.構造用セラミックスへの展開:(1)セラミックス(Si_3N_4)の一軸配向成形体の作製に成功した。また,(2)交互積層一軸配向したSi_3N_4セラミックスの成形体の作製を試み,積層配向セラミックス成形体の作製に成功した。その強度は,無配向のものより高いことを明らかにした。 V.熱電材料への展開:結晶配向した熱電材(Bi_3Te)の成形体の作製を試み,高い配向度を持った成形体の作製に成功した。得られた高結晶配向焼結体の性能指数は323Kで1.3となり,この値はこれまでに報告されたものの中で,最高値である。
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