研究課題/領域番号 |
13853001
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研究種目 |
基盤研究(S)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
地球化学
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
田中 剛 名古屋大学, 大学院・環境学研究科, 教授 (00236605)
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研究分担者 |
山本 鋼志 名古屋大学, 大学院・環境学研究科, 助教授 (70183689)
南 雅代 名古屋大学, 年代測定総合研究センター, 助教授 (90324392)
三村 耕一 名古屋大学, 大学院・環境学研究科, 助教授 (80262848)
浅原 良浩 (淺原 良浩) 名古屋大学, 大学院・環境学研究科, 助手 (10281065)
谷水 雅治 海洋研究開発機構, 技術研究員 (20373459)
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研究期間 (年度) |
2001 – 2005
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研究課題ステータス |
完了 (2005年度)
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配分額 *注記 |
114,920千円 (直接経費: 88,400千円、間接経費: 26,520千円)
2005年度: 3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2004年度: 3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2003年度: 10,660千円 (直接経費: 8,200千円、間接経費: 2,460千円)
2002年度: 13,520千円 (直接経費: 10,400千円、間接経費: 3,120千円)
2001年度: 83,850千円 (直接経費: 64,500千円、間接経費: 19,350千円)
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キーワード | サマリウム-ネオジム放射壊変 / ランタン-セリウム放射壊変 / 隕石 / 希土類元素 / 質量分析 / セリウム異常 / 先太陽系 / 放射年代 / サマリウム-ネオジム放射壊変系 / ランタン-セリウム放射壊変系 / ランタ-セリウム放射壊変系 / イン石 |
研究概要 |
1)Allende隕石から、Ce存在度異常を持つCAI6試料の発見抽出 Allende隕石のCAI90試料を分析。3グループに分類され、太陽組成から未分別の試料、超難揮発性元素が欠損する試料、アルカリ元素による2次変質を被った試料である。内6試料に負のCe異常を見いだした。 2)表面電離型質量分析計による微量Ce-Nd-Sr放射壊変起源同位体比精密測定技術の向上 Ce同位体比の測定を,従来より一桁少ない量で測定する技術を開発。JMC304に対する^<138>Ce/^<142>Ceおよび^<136>Ce/^<142>Ceの繰り返し測定結果は、それぞれ0.0225889±0.0000013および0.0168810±0.0000030。 3)単一鉱物粒子内のRb/Sr変動を使ったアイソクロン年代測定技術の開発と適用 岩石中の単一鉱物粒子のみを用いて年代を求める"単一鉱物内アイソクロン法"を確立。岐阜県の岩脈試料を分析し、カリ長石は、岩脈の貫入年代末期、緑泥石は熱水変質作用による緑泥石形成年代を示す事を発見。 4)^<138>La-^<138>Ce,^<147>Sm-^<143>Nd,^<87>Rb-^<87>Sr同位体系の宇宙化学・地球化学への応用展開 南アフリカの約32億年前の岩石中のREEパターンとCeおよびNd同位体比を精密に測定。負のCe異常を示すチャートや頁岩のREEパターンは、岩石形成時期よりはるかに若い約11億年昔の変質に因る事を発見。 5)ダブルスパイクを用いたサマリウム安定同位体比測定技術の開発とその天然物への応用 ^<150>Sm-^<154>Smダブルスパイク(DS)システムを用いて安定同位体質量分別の高精度分析を達成した。3種類のサンプル-スパイク混合物よりSm同位体比を求めた。測定の外部精度0.03‰/a.m.u.(1SD)を得た。
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