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近代ドイツ(1900-1945)における日本美術受容史

研究課題

研究課題/領域番号 13871009
研究種目

萌芽研究

配分区分補助金
研究分野 美術史
研究機関別府大学

研究代表者

安松 みゆき  別府大学, 文学部, 助教授 (40331095)

研究期間 (年度) 2001 – 2003
研究課題ステータス 完了 (2003年度)
配分額 *注記
2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
2003年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
2002年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
2001年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
キーワードジャポニズム / 日独美術交流史 / 日本美術受容史 / ジャポニスム / 日本学
研究概要

平成15年度は研究最終年度であり、申請時に記したように、これまでの研究と今年度の研究とを包括して「近代ドイツにおける日本美術受容研究」と題して学位諦文にほぼまとめることができたため(本論序論2章、第1篇6章、第2篇11章、第3篇4章、第4篇7章、結論から成る)、早稲田大学文学部に提出する予定である。3月末日に指導教授に概要を論文目次を添えて提出し、今年度中の審査開始の許可を得た。以上のように15年度は、これまでの研究成果を学位論文としてまとめるために、総括的に研究をすすめた。以下に、今年度において特に成果の出た研究についてテーマ毎に記す。
「美術史家キュンメルとミュンスターベルクの比較」・・平成14年度にキュンメルの資料を蒐集し、ドイツの日本美術史家の日本美術史の形成について検討したが、その後両者に関する資料をさらに見出すことができた。それらの資料を援用して新たに両者を比較検討することで、両者の独自の日本美術観を確認し得た。これは学位論文の一部としてまとめた。
「展覧会にみる日本美術観の変遷」・・1900年から1939年の間に日本の古美術が展示された展覧会を選択し、それらを通して日本美術の把握の変遷を検討した。考察対象となる展覧会の関連資料は日本とドイツで収集したが、その一部より日本ではほとんど知られていない1903年の日本美術展が紹介できた。この検討からさらに視野を日本美術史の形成の問題に向けて、具体的に作品の時代区分を通して考察した。これらは学位論文の一部としてまとめた。前者の考察を別府大学紀要に投稿する予定である。
「《嵯峨天皇御影》のドイツでの入手経緯」・・現在御物の《嵯峨天皇御影》作品が明治期にドイツで入手された経緯についてすでに論文で指摘したが、今年度の現地調査にて、新たに未公刊の一次史料を確認し得た。そして検討の結果、史料による新事実を加えて、従来支持されてきた内容とは異なる新たな入手経緯を提示し、改めて学位論文の一部にまとめた。またドイツの東洋美術協会への投稿を予定して投稿論文を作成している。

報告書

(3件)
  • 2003 実績報告書
  • 2002 実績報告書
  • 2001 実績報告書
  • 研究成果

    (5件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (5件)

  • [文献書誌] 安松 みゆき: "雑誌『YAMATO』にみる日本美術研究"別府大学紀要. 45. 75-88 (2003)

    • 関連する報告書
      2003 実績報告書
  • [文献書誌] 安松 みゆき: "JAPANESE ART AT THE 1909 EXHIBITION OF FAR EASTERN ART IN MUNICH"別府大学大学院紀要. 6. (2004)

    • 関連する報告書
      2003 実績報告書
  • [文献書誌] 安松 みゆき: "美術史家上野直昭とベルリンの「日本研究所Japaninstitut」の活動をめぐって"別府大学紀要. 43. 111-126 (2002)

    • 関連する報告書
      2002 実績報告書
  • [文献書誌] 安松 みゆき: "ドイツの「東亜美術協会Die Gesellschaft fur ostasiatische Kunst(1929年〜1942年)にみる日本美術の研究動向"別府大学紀要. 44. 111-125 (2003)

    • 関連する報告書
      2002 実績報告書
  • [文献書誌] 安松 みゆき: "展覧会を通してみる西欧の日本古美術に対する認識の変遷-「日英博覧会」と「伯林古美術展覧会」の比較において-"別府大学大学院紀要. 5. (2003)

    • 関連する報告書
      2002 実績報告書

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公開日: 2001-04-01   更新日: 2016-04-21  

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