研究課題/領域番号 |
13871032
|
研究種目 |
萌芽研究
|
配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
社会学(含社会福祉関係)
|
研究機関 | 関西学院大学 |
研究代表者 |
池埜 聡 関西学院大学, 社会学部, 助教授 (10319816)
|
研究期間 (年度) |
2001 – 2003
|
研究課題ステータス |
完了 (2003年度)
|
配分額 *注記 |
1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
2003年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
2002年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
2001年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
|
キーワード | 代理受傷 / トラウマ / PTSD / 二次受傷 / 質的調査 / ソーシャルワーク / 心理社会提変容 / 被害者支援 / 心理社会的変容 / ソーシャルワーカー |
研究概要 |
平成15年度は、研究の最終段階として、トラウマ支援者の反応に関する理論的飽和化を目指すため、収集した質的データの分析からさらに理論的サンプリングを実施し、データ収集を行った。サンプリングは6ケースにのぼり、1対1の半構造面接を前年度に引き続いて行った。このデータは今年度中に逐語録化され分析対象となった。この質的データを前年度からのデータと併せて分析を行い、理論的飽和化に基づく結果の抽出が可能な段階となった。前年度8ケースに加えて計14ケースが分析対象となる。分析は、主にコーディング(オープンコーディング、軸足コーディング、選択コーディング)に基づいて行われ、カテゴリー5、各カテゴリーに対して概念が4から6、合計30近い概念抽出が達成されている。この分析方法に関して修正版Grounded Theory Approachの導入を試み、この分折方法の考案者にスーパービジョンを得た。この分析結果は最終段階ではなく、それぞれのコーディング過程をさらに進め、カテゴリー、概念数が集約される見込みである。また、代理受傷に関する国内の実証研究は未だ報告されおらず、海外の代理受傷の理論モデルConstructivist Self-development Theory:CSDTの検証を目的とした最新の研究を継続してレビューした。今年度は、研究の最終段階にあたり、理論的飽和化のためデータ収集と分析を同時並行して行う必要があった。その過程に時間が必要となり、研究結果は平成16年度中に論文にまとめられる予定である(関西学院大学社会学部紀要97号あるいは関連専門誌).
|