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戦前期の国鉄における低学歴層の学習機会・技能形成と職業移動に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 13871035
研究種目

萌芽研究

配分区分補助金
研究分野 教育学
研究機関東京大学

研究代表者

広田 照幸  東京大学, 大学院・教育学研究科, 助教授 (10208887)

研究期間 (年度) 2001 – 2002
研究課題ステータス 完了 (2002年度)
配分額 *注記
2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
2002年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2001年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
キーワード国鉄 / 労働者 / 学歴 / 技能形成 / 選抜 / 職業移動 / 昇進 / 判任官 / 鉄道員 / 社会移動 / 熟練 / 歴史社会学 / 学習機会
研究概要

国立公文書館で閲覧・収集した、明治末〜昭和初期の、中級鉄道労働者史料、具体的には、判任官への任官にあたって提出された大量の文書を、アルバイトを用いながら整理・入力してデータベース化し、約10年おきの三つの時期において、中級鉄道労働者がどのようなキャリアパターンを経て技能形成ないしは昇進していったのかを、ようやく分析できる段階にまで到達した。
また、いくつかの図書館・史料館を訪問して、戦前期国鉄労働者に関する史料を閲覧・収集した。同時に、図書および論文の形で公刊されたものを体系的に収集・吟味し、両者について、ファイルシステムでの整理を進めた。この点は、ある程度まで作業が進展しているが、収集した文献・史料が膨大なため、作業は未完である。
比較のため、米国および英国の鉄道労働史に関する文献を渉猟し、特に英国における19〜20世紀初頭の時期の鉄道労働者の社会史的な特徴に注目し、未公刊博士論文の閲覧や、研究文献の収集につとめた。
同時に、本研究は、鉄道労働者の採用・訓練・選抜の問題に注目しつつも、もう一方で、近代日本における低学歴層全般の、社会移動と教育・学習機会について、問題関心を設定していたため、逓信労働者・通信講義録、苦学・独学者の社会的上昇に関しても、史料・文献を収集し、より大きな社会的広がりの中で、問題を考察していくようにつとめた。
これらの成果は、2度にわたる比較教育社会史研究会(京都)でその一部を報告し、その場でえられた意見やコメントは、その後の研究の方向に生かすことができた。

報告書

(2件)
  • 2002 実績報告書
  • 2001 実績報告書

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公開日: 2001-04-01   更新日: 2016-04-21  

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