研究課題/領域番号 |
13871039
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研究種目 |
萌芽研究
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
教育学
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研究機関 | 高知女子大学 |
研究代表者 |
宮上 多加子 高知女子大学, 社会福祉学部, 講師 (90259656)
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研究期間 (年度) |
2001 – 2002
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研究課題ステータス |
完了 (2002年度)
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配分額 *注記 |
2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
2002年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2001年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
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キーワード | 痴呆性高齢者 / 介護 / 家族 / 生涯教育 / 家族介護者 / 介護力 / 痴呆(性)老人 |
研究概要 |
家族介護者の介護力の構造と変化を明らかにし、生涯教育的な視点から分析するために、以下の内容に研究を行った。 1 1967年から2001年までに実施された家族介護者や要介護高齢者に関する実態調査報告書69編を入手し、調査内容の変遷について分析した。また、痴呆性高齢者の家族介護に関する課題を構造的に明らかにするために、69編の中から痴呆性高齢者の介護に関するもの12編、寝たきり高齢者の介護に関するもの8編を選び、KJ法を用いて質的分析を行った。結果は、第16回日本地域福祉学会大会(2002年6月)および第10回日本介護福祉学会大会(2002年9月)にて発表した。 2 1で用いた過去30年間の在宅介護に関する実態調査報告書および厚生白書等をもとにして、痴呆性高齢者の介護に関する社会状況の変化について分析し、まとめた。結果は、国際シンポジウム「高齢者の地域生活と福祉-日本と中国からの発信-」(2002年11月/高知市)にて発表した。 3 1および2の結果をもとにして、家族介護者の介護力を高めるという生涯教育的な視点から分析を行った。結果は、平成14年度高知女子大学紀要社会福祉学部編(2003年3月)に掲載した。 4 「呆け老人をかかえる家族の会」が毎月発行している会報の内容と変遷について、生涯学習のための資源という視点から分析するために、会報全国版については創刊から平成13年までの260号を入手し使用した。同時に、会員にとって身近な組織である支部が発行している会報地方版(高知支部版・福岡支部版)についても掲載内容を分析した。 5 家族介護者の介護力の主観的変化と変化に関連する要因について分析することを目的に、痴呆性高齢者を介護した経験のある家族16人を対象として、個別的な質的面接調査を行い、面接内容について分析を行った。 6 1から4の研究結果については、研究成果報告書としてまとめた。
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