研究課題/領域番号 |
13873010
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研究種目 |
萌芽研究
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
商学
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研究機関 | 日本大学 |
研究代表者 |
梅澤 昌太郎 日本大学, 商学部, 教授 (40168745)
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研究期間 (年度) |
2001 – 2002
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研究課題ステータス |
完了 (2002年度)
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配分額 *注記 |
1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
2002年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
2001年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
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キーワード | 食品ロス / 鮮度 / 日本と韓国の比較 / リサイクル / 専門小売商 / 露天商 / 大型スーパーマーケット / 実態調査 / 有機肥料 / 有機堆肥 / フード・サービス / サステナブル・アグロ・フード・マーケティング / 食品ロスの日韓比較 / 外部環境変化 |
研究概要 |
平成13年度は日本人の家庭の女性と韓国の家庭の女性そして在日韓国人の家庭の女性にアンケート調査を行った。食品ロスに対する両国の家庭の女性の意識の差を研究した。その結果、韓国女性の方が、ロスに対してシビアな態度をとっていることが分かった。在日韓国人の女性が、その差を埋めていることも分かった。 平成14年度は韓国のソウルで実態調査を行った。ソウル在住の女性を対象にインタビューを行い、食品ロスをどのように処理しているかを聞き取り調査を行った。その結果、ロスの発生に対しては、シビアの生活態度で臨んでいることが分かった。冷蔵庫の使い方もかなり合理的であることが、聞き取れた。 日本では、食品の購入場所はスーパーマーケットが多く、専門店は間に合わせ的な役割となっている。しかし、韓国の女性の食品の買い物行動は、地域の小売店での購買率が高くなる。そして、週1回に出店する露店商の活用を積極的に行っている。それらの店の方が、大型量販店よりも、鮮度が良いという品質評価であった。 また、漢江の北と南では、階級意識に差が大きくあることが分かった。南の方が裕福な地域であるという意識が高くみられた。その意識の差が食品ロスにどの程度影響しているかは、今後の調査に待つことになる。 日本でも、食品ロスに対する意識は高くなっていて、家庭でのその排出量を減少させる傾向が強くなっている。パッケージのリサイクルを含めて、今後の研究につなげたい。
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