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統計学にあらわれる不等式の作用素論的方法による深化

研究課題

研究課題/領域番号 13874026
研究種目

萌芽的研究

配分区分補助金
研究分野 基礎解析学
研究機関北星学園大学

研究代表者

安藤 毅  北星学園大学, 経済学部, 教授 (10001679)

研究期間 (年度) 2001
研究課題ステータス 完了 (2001年度)
配分額 *注記
1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
2001年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワード統計学における不等式 / 作用素不等式 / 安定性 / Lyapunov解 / Stein解
研究概要

統計学でもしばしば登場する(連続時間の)線形発展方程式が安定性であるための必要十分条件は,遷移行列Aのすべての固有値の実部が負なことである。この性質はまた,
HA+A^*H<0
という行列不等式を満た正定値行列Hが存在することとしても特徴付けられる。このようなHを安定な行列Aに対するLyapunov解という。
A, Bが共に安定であるとき,共通のLyapunov解をもつとための条件を確定することは未だなされていない。ここでは立場を変えて,行列の集合νが,背後に隠された正定値行列Hがあって,きっちりとν={A ; HA+A^*H<0}の形になっているための必要十分条件を決定することに成功した。
(離散時間の)発展方程式が安定であるための必要十分条件は,遷移行列Aのすべての固有値の絶対値が1より小なことである。この性質はまた,
A^*HA<H
という行列不等式を満たす正定値行列Hが存在することとしても特徴付けられる。このようなHを離散安定な行列Aに対するStein解という。
行列の集合νが,背後に隠された正定値行列Hがあって,きっちりとν={A ; A^*HA<H}の形になっているための必要十分条件を決定することにも成功した。

報告書

(1件)
  • 2001 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] T.Ando: "Set of matrices with common Lypunov solution"Archiv der Mathematik. 77・1. 76-84 (2001)

    • 関連する報告書
      2001 実績報告書
  • [文献書誌] T.Ando: "Set of matrices with common Stein solution"Proceedings of the Second International Conference on Non-linear Analysis and Convex Analysis. (印刷中). (2002)

    • 関連する報告書
      2001 実績報告書

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公開日: 2001-04-01   更新日: 2016-04-21  

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