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光刺激によるヒドラの形態形成の誘導

研究課題

研究課題/領域番号 13874116
研究種目

萌芽研究

配分区分補助金
研究分野 動物生理・代謝
研究機関山形大学

研究代表者

小田 隆治  山形大学, 教育学部, 教授 (60185600)

研究分担者 矢澤 徹  東京都立大学, 理学研究科, 助手 (30106603)
研究期間 (年度) 2001 – 2003
研究課題ステータス 完了 (2003年度)
配分額 *注記
2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
2003年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
2002年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
2001年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
キーワードヒドラ / 光 / 形成形成 / 触手 / 精巣 / ドーパミン / セロトニン / 光形態形成 / 形態形成 / 間細胞 / 発生 / 刺胞動物
研究概要

これまでの2年間の研究によって,光条件下でヒドラを培養することによって,光が触手や精巣の形成,間細胞の増殖に作用していることを明らかにしてきた。3年目の今年度は,これまでの研究成果を発展させ,次の2点を中心に研究を行なった。1)光の作用する波長域の詳細な検討。2)神経伝達物質の投与による光形態形成の検討。
1)において,20,000lxのハロゲンランプを光源として,様々なタイプの色フィルターとカットフィルターを組み合わせて特定の波長下でヒドラを21日間培養し,触手形成と精巣形成を調べた。これまで,触手と精巣形成に有効な波長域は両者で一致していると考えられてきた。しかし,本研究によって,触手形成に有効な波長域は455-470nmと800nm以上の2領域にあるが,精巣形成に有効な波長域は800nm以上の一領域だけで,触手を形成する455-470nmの領域は無効であることが判明した。このことは,触手形成と精巣形成には異なった種類の光受容体が関与している可能性を示唆している。
2)において,HPLCの測定によって,神経伝達物質のモノアミン(ドーパミン,セロトニン等)が触手形成や精巣形成に関与している物質であることを示唆されている。そこで昨年はドーパミンを投与する実験を行ない,ドーパミンが触手形成に働くが精巣形成には作用しないことを明らかにした。本年は,セロトニンの効果を調べた。すると,セロトニンは新しい触手を形成するばかりでなく,精巣も誘導した。そこで,ドーパミンの追試実験を行ったところ,ドーパミンでも精巣が形成されることが明らかとなった。

報告書

(3件)
  • 2003 実績報告書
  • 2002 実績報告書
  • 2001 実績報告書

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公開日: 2001-04-01   更新日: 2016-04-21  

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