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リアリスティック計算機合成ホログラムの物体光計算アルゴリズムの基礎研究

研究課題

研究課題/領域番号 13875070
研究種目

萌芽研究

配分区分補助金
研究分野 情報通信工学
研究機関北海道大学

研究代表者

坂本 雄児  北海道大学, 大学院・工学研究科, 助教授 (40225826)

研究期間 (年度) 2001 – 2002
研究課題ステータス 完了 (2002年度)
配分額 *注記
2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
2002年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
2001年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
キーワード計算機合成ホログラム / レンダリング / 立体像表示装置 / 穏面消去 / ポリゴンモデル / ボリュームレンダリング / 陰影付け / モデリング / 物体光計算アルゴリズム
研究概要

申請した研究では計算機合成ホログラムにおいて,リアリスティックな立体像の合成に欠かせない、レンダリング技法の研究・検討を行うことを目的とした.特に、レンダリング技法の導入により,表示される立体像に隠面消去や陰影付け,金属やプラスティックなどの物体表面の質感や光沢などを立体像に付与することを中心として研究を行った.
平成13年度および14年度の研究によって,以下の成果をあげた.
1.ポリンゴンモデルで表された物体表面に乱数を基本とした方法によって,光の反射特性を付与する計算法を提案した.この計算法によって鏡面から完全拡散面までの様々な物体表面の質感が表現でき,よりリアルな立体像表示が可能となった.
2.ポリゴンモデルを対象として隠面消去法である「影伝搬法」を提案した.これにより,裏側が透けて見える現象を除去し,複数の物体が存在する複雑な情景の立体表示への道を開いた.
3.モデリング手法としてポリゴンモデルだけではなく,ボリュームデータモデルを対象とし,計算機合成ホログラムでのボリュームレンダリングアルゴリズムを提案した.これを医療用の3次元データに適用し,頭部立体像の表示に成功した.これには,上記の計算法が導入され,陰影付けや隠面消去などのレンダリングが実現されている.
4.上記の計算法により得られたデータをマイクロフィルムに印字し、ホログラムを製作する手法を確立した.これを用いて立体像表示の光学実験を行い,上記手法が原理的に有効であることを確認した.

報告書

(2件)
  • 2002 実績報告書
  • 2001 実績報告書
  • 研究成果

    (11件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (11件)

  • [文献書誌] 坂本雄児, 長尾智大: "パッチモデルを用いた計算機合成フーリエ変換ホログラムの高速計算法"電子情報通信学会論文誌C. Vol.J85-C, No.3. 150-157 (2002)

    • 関連する報告書
      2002 実績報告書
  • [文献書誌] 坂本雄児, 山下裕, 長尾智大: "計算機合成ホログラムにおける表面反射特性を考慮した物体光計算法"映像情報メディア学会誌. Vol.56, No.4. 611-616 (2002)

    • 関連する報告書
      2002 実績報告書
  • [文献書誌] Y.Sakamoto, T.Aoyama, Y.Aoki: "Volume rendering for computer generated holograms"Proceedings of the 16th Congress of the International Commission for Optics-ICO 19. SPIE Vol.4829. 555-556 (2002)

    • 関連する報告書
      2002 実績報告書
  • [文献書誌] 坂本雄児: "影伝搬法を用いた計算機合成ホログラムの隠面消去法"電子情報通信学会論文誌D-II. Vol.J85-D-II, No.12. 1832-1839 (2002)

    • 関連する報告書
      2002 実績報告書
  • [文献書誌] 坂本雄児, 青木由直: "計算機合成ホログラムによるボリュームデータの立体画像化"電子情報通信学会論文誌D-II. Vol.J86-D-II, No.2. 302-308 (2003)

    • 関連する報告書
      2002 実績報告書
  • [文献書誌] 坂本 雄児: "パッチモデルを用いた計算機合成フーリエ変換ホログラムの高速計算法"電子情報通信学会論文誌C. Vol.J85-C,No.3. (2002)

    • 関連する報告書
      2001 実績報告書
  • [文献書誌] 高瀬 雅文: "計算機合成ホログラムにおけるZ-Bufferを用いた隠面消去"電子情報通信学会研究会技術報告書(ITS). Vol.101,No.624. 1-6 (2002)

    • 関連する報告書
      2001 実績報告書
  • [文献書誌] 青山 丈志: "計算機合成ホログラムにおけるボリュームレンダリング法"電子情報通信学会研究会技術報告書(ITS). Vol.101,No.624. 7-12 (2002)

    • 関連する報告書
      2001 実績報告書
  • [文献書誌] 坂本 雄児: "基本平面モデルによる計算機合成ホログラム"3D Image Conference 2001 講演論文集. 5-8 (2001)

    • 関連する報告書
      2001 実績報告書
  • [文献書誌] 坂本 雄児: "計算機ホログラムにおける影伝搬法を用いた隠面消去法"電子情報通信学会 情報・システムソサイエティ大会講演論文集. 148 (2001)

    • 関連する報告書
      2001 実績報告書
  • [文献書誌] 青山 丈志: "ボリュームデータからの計算機合成ホログラム作成"電子情報通信学会 情報・システムソサイエティ大会講演論文集. 151 (2001)

    • 関連する報告書
      2001 実績報告書

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公開日: 2001-04-01   更新日: 2016-04-21  

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