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熱加工シミュレーション支援ナレッジシステムの構築

研究課題

研究課題/領域番号 13875193
研究種目

萌芽研究

配分区分補助金
研究分野 船舶工学
研究機関大阪大学

研究代表者

村川 英一  大阪大学, 接合科学研究所, 教授 (60166270)

研究分担者 芹澤 久  大阪大学, 接合科学研究所, 助手 (20294134)
研究期間 (年度) 2001 – 2002
研究課題ステータス 完了 (2002年度)
配分額 *注記
2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
2002年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
2001年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワード熱加工 / ナレッジシステム / ノウハウ / シミュレーション / 溶接 / インターネット / データベース
研究概要

本研究で開発を目的としている熱加工シミュレーション支援ナレッジシステムは、研究代表者が開発したシミュレーションソフトおよび既存商用ソフト(ABAQUS, MSC. Marc, SYSWELD, ANSYS, FINAS)を対象とし、これらを高度に利用するためのノウハウをインターネットを通して研究者、技術者に提供するものである。その構成要素は、各種要素モデル(物理モデル、幾何モデル、材料モデル、熱源モデル、積層モデル、境界条件モデル、評価モデル)と熱加工シミュレーション支援ナレッジを格納および発信するコンピュータシステムに大別され、これらについて平成14年度では、以下の研究を実施した。
(1)ナレッジベースのシステムの調査として、構造設計ならびにシステム設計分野で実績のある大学・企業の研究者と研究会を開催し、熱加工シミュレーション支援システムへの適用性を調査した。また、この調査結果に基づき、平成13年度において概念設計を行ったコンピュータシステムに対して、新たに、最新のインターネット技術である、ディレクトリ・サーバを導入したシステムの概念設計ならびに基本システムの構築を行った。
(2)対象を、TIG溶接による多層板継溶接に絞り、幾何、熱源、積層、境界条件、評価モデルを作成するために一連の数値シミュレーションを実施した。また、Inconel690合金を対象とした多層板継溶接時において問題となる、延性低下割れの問題について、本ナレッジシステムの適用性の検討を行った。
(3)曲面薄板構造物の溶接組立に対象として、これまで組立時のノウハウとして用いられてきた、ギャップや目違いを統一的に取り扱えるシミュレーションソフトを開発し、その適用性の検討を行った。

報告書

(2件)
  • 2002 実績報告書
  • 2001 実績報告書
  • 研究成果

    (9件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (9件)

  • [文献書誌] M.S.Nari, H.Serizawa, H.Murakawa: "Theoretical study on Forming of Twisted T-section Longitudinal from Aspect of Inherent Strain"Proc. 16th Asian-Pacific Technical Exchange and Advisory Meeting on Marine Structures. 227-236 (2002)

    • 関連する報告書
      2002 実績報告書
  • [文献書誌] D.Deng, H.Murakawa, Y.Ueda: "Theoretical Prediction of Welding Distortion Considering Positioning and Gap Between Parts"Proc. 12th International Offshore and Polar Engineering Conference. (CD-ROM). (2002)

    • 関連する報告書
      2002 実績報告書
  • [文献書誌] 〓 徳安, 芹澤 久, 村川英一: "曲面薄板構造物の溶接組立におけるギャップおよび目違いを考慮した溶接変形"溶接構造シンポジウム2002講演論文集. 129-136 (2002)

    • 関連する報告書
      2002 実績報告書
  • [文献書誌] 津村卓也, 芹澤 久, 村川英一, 野城 清: "ナレッジマネジメントに基づいた溶接・接合インテリジェントシステムの構築"日本機械学会2002年度年次大会講演論文集. 259-260 (2002)

    • 関連する報告書
      2002 実績報告書
  • [文献書誌] D.Deng, H.Serizawa, H.Murakawa: "FEM Simulation of Welding Distortion in Thin Curved Structures during Assembly Considering Gap and Misalignment"Transactions of JWRI. Vol.31,No.2. 219-226 (2002)

    • 関連する報告書
      2002 実績報告書
  • [文献書誌] T.Tsumura, H.Serizawa: "Development of Intelligent Database System for Welding and Joining Technology"Proc. International Symposium of Joining & Welding solution to Industrial Innovation. 151-154 (2003)

    • 関連する報告書
      2002 実績報告書
  • [文献書誌] 村川英一他: "薄板構造物の溶接組立における変形予測(第一報)"関西造船協会論文集. 237号(掲載予定). (2002)

    • 関連する報告書
      2001 実績報告書
  • [文献書誌] 村川英一: "工作精度管理のための溶接変形シミュレーション"溶接技術. 3月号. 75-80 (2002)

    • 関連する報告書
      2001 実績報告書
  • [文献書誌] 芹澤久, 野城清: "デジタル化が溶接にもたらすもの"溶接技術. 12月号. 62-67 (2001)

    • 関連する報告書
      2001 実績報告書

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公開日: 2001-04-01   更新日: 2016-04-21  

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