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セルフアブレイシブキャビジェットによる岩石堀削法

研究課題

研究課題/領域番号 13875196
研究種目

萌芽研究

配分区分補助金
研究分野 資源開発工学
研究機関東北大学

研究代表者

松木 浩二  東北大学, 大学院・工学研究科, 教授 (10108475)

研究分担者 木崎 彰久  東北大学, 大学院・工学研究科, 助手 (60344686)
坂口 清敏  東北大学, 大学院・工学研究科, 講師 (50261590)
研究期間 (年度) 2001 – 2002
研究課題ステータス 完了 (2002年度)
配分額 *注記
2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
2002年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
2001年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
キーワードセルフアブレシブジェット / アブレシブジェット / キャビジェット / 回転切削 / 送り回転切削 / カッティングス / 岩石
研究概要

本年度は,まず,昨年度製作した実験装置のアブレシブノズルとウォータージエットノズルの軸心合わせの精度を改善し,次に,カッティングスの詰まりを改善するために混合室の大きさの異なる三種類のノズルシステムを作製し,花崗岩に対して回転切削実験と送り・回転切削試験を行った.また,噴射方向の異なる二つのノズルを比較するために黄銅試料に対しても回転切削試験を行った.本年度に得られた主な研究成果は以下の通りである.
1)ガーネット砂を用いた黄銅試料に対する回転切削試験により,壊食量はウォータージェットのスタンドオフディスタンスよりはアブレシブノズルのスタンドオフディスタンスに依存し,アブレシブノズルのスタンドオフディスタンスが小さいほど壊食量が大きいこと,ならびに噴射角が7.5°のノズルの方が噴射角が25°のノズルよりも大きな切削深さが得られることを明らかにした.
2)花崗岩の回転切削試験により,本切削システムではカッティングスの循環システムがない場合に比較して約3倍の切削体積が得られること,ばらつきはあるもののアブレシブノズルのスタンドオフディスタンスとともに切削深さが大きくなるのに対して切削幅が小さくなるために,切削体積はあるアブレシブノズルのスタンドオフディスタンスで最大になること,さらには,回転速度が大きいほど研磨材として有効な粒径のカッティングスが多く生成されるために切削性能が向上することを明らかにした.
3)送り量を一定にして行った花崗岩の回転・送り切削により,本研究の範囲内では,送り速度が大きいほど単位時間あたりの切削体積が大きくなることを明らかにした.このことは,本切削システムのポジティブフィードバックが実際に機能していることを意味している.また,回転速度が一定の場合,送り速度が大きいほど有効に使われない大きなカッティングスがより多くなることから,送り速度に応じて回転速度を上げることによりさらに大きな切削速度が得られることを明らかにした.

報告書

(2件)
  • 2002 実績報告書
  • 2001 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 斗ヶ沢龍太, 木崎彰久, 坂口清敏, 松木浩二: "セルフアブレシブウォータージェットの掘削性能に関する研究"資源・素材学会平成15年度春季大会講演要旨集. (掲載予定). (2003)

    • 関連する報告書
      2002 実績報告書
  • [文献書誌] Koji Matuski, Akihisa Kizaki, Ryouta Togasawa: "A waterjets system utilizing cuttings as abrasives for cutting hard rocks with moderate pressure"Proceedings of the 7^<th> Pacific Rim International Conference on Water Jetting Technology. (掲載予定). (2003)

    • 関連する報告書
      2002 実績報告書

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公開日: 2001-04-01   更新日: 2016-04-21  

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