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植物病原系状菌の逆転写酵素の大量生産と其の利用

研究課題

研究課題/領域番号 13876008
研究種目

萌芽研究

配分区分補助金
研究分野 植物保護
研究機関東北大学

研究代表者

羽柴 輝良  東北大学, 大学院・農学研究科, 教授 (20189476)

研究期間 (年度) 2001 – 2002
研究課題ステータス 完了 (2002年度)
配分額 *注記
2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
2002年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
2001年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
キーワードRS224-1 ORF / RS224-1 発現ベクター / 逆転写酵素 / 92kDaタンパク質 / RS224の大腸菌内発現 / ミトコンドリア内在性プラスミド / pRS224 / RS224 / 転写産物
研究概要

大腸菌によるRS224-1タンパク質(逆転写酵素)の大量発現系の確立を行った。鋳型となるRS224-1 ORFはnested PCRにより両末端にBamH1リンカーを付加して増幅した。得られた約2.7kbpの増幅産物をクローニングし、シークエンスを行い、得られた増幅断片がRS224-1 ORFであることを確認した。得られたRS224-1 ORFを大腸菌用のタンパク質発現ベクター、pET11a-RS224-1 ORFを作成した。
作成したpET11a-RS224-1 ORFを大腸菌BL21(DE3)-CodonPlusRILに導入し、37℃で培養後IPTGによって誘導をかけ、T7・Tag-RS224-1融合タンパク質の発現を試みた。不溶性画分、可溶性画分の両方に分子量約92kDaのタンパク質(逆転写酵素)が発現していることを確認した。
抗T7・Tag抗体結合アガロースビーズ充填カラムを用い、T7・Tag-RS224-1融合タンパク質の精製を試みた。T7・Tag-RS224-1融合タンパク質を発現させた大腸菌BL21(DE3)-CodonPlusRILの不溶性画分はSDS-PAGEで展開し、目的タンパク質を含むゲルを切り出し、SDSを含むTrisバッファーで溶出させた。溶出液はSDSを含まないPBSバッファーで透析した後、抗T7・Tag抗体結合アガロースビーズを充填したカラムに通過させた。低pHの溶出バッファー中には分子量92kDaのタンパク質が含まれ、本タンパク質は目的のT7・Tag-RS224-1融合タンパク質(逆転写酵素)であることをアミノ酸配列より確認した。
大腸菌BL21(DE3)-CodonPlusRILの可溶性画分に発現しているT7・Tag-RS224-1融合タンパク質について、逆転写酵素の活性を測定した。本タンパク質は逆転写酵素活性を示したことから、本方法によって逆転写酵素を大量に発現させる可能性が示唆された。

報告書

(2件)
  • 2002 実績報告書
  • 2001 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] A.Nagasaka: "Expression and localization of the linear DNA Plasmid-encoded protein (RS224) in Rhizoctonia solani"J. General Plant Pathology. (in press). (2003)

    • 関連する報告書
      2002 実績報告書
  • [文献書誌] Katsura K., et al.: "Complete nucleotide sequence of the liner DNA plasmid pRS224 with hairpin loops fro Rizoctonia solani and its unique transcriptional form"Current Genetics. 40. 195-202 (2001)

    • 関連する報告書
      2001 実績報告書
  • [文献書誌] Hashiba, T., Sasaki, A., Katsura, K.: "Major Fungal Diseases of Rice Recent Advances"Kluwer Academic Publishers. 365 (2001)

    • 関連する報告書
      2001 実績報告書

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公開日: 2001-04-01   更新日: 2016-04-21  

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