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藻食魚ハクレンの消化管内からのアオコ分解微生物の分離

研究課題

研究課題/領域番号 13876020
研究種目

萌芽的研究

配分区分補助金
研究分野 応用微生物学・応用生物化学
研究機関筑波大学

研究代表者

星野 貴行  筑波大学, 応用生物化学系, 教授 (80219170)

研究期間 (年度) 2001
研究課題ステータス 完了 (2001年度)
配分額 *注記
2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
2001年度: 2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
キーワードアオコ / ハクレン / Aeromonas / 溶藻酵素
研究概要

霞ヶ浦内水面水産試験場より入手したハクレンの消化管内容物を材料にして、アオコの代表的菌種であるMicrocystis viridisに対する殺活性を示す微生物、M.viridis細胞壁成分を資化できる微生物の検索を行った。
その結果、多数の細菌を分離することに成功した。それらについて16S rDNA解析による菌種の同定を行ったところ、Aeromonas属細菌が大半を占めていたが、他の属の細菌も分離されていることが明らかとなった。また、M.viridisに対して殺活性を示した細菌は、すべて細胞壁成分の資化能も有していた。
殺活性を示したAeromonas属細菌14株について、培養上清の殺活性を検討した結果、すべての株が構成的に殺活性物質を培養液中に産生していることが明らかとなった。また、培養上清の加熱処理によって殺活性が消失したことから、殺活性物質はタンパク質(溶藻酵素)であるものと推定された。
また、すべての株の培養上清が、M.viridis以外のアオコ形成藻類であるM.aeruginosaやPhormidium tenueに対しても殺活性を示した。
殺活性が最も高かったA.hydrophila B13株の培養上清から溶藻酵素の精製を試み、イオン交換、ゲルろ過により、SDS-PAGEで単一バンドとなるまで精製できた。その結果、アオコ溶藻酵素は、分子量約24kDaの単量体であることが明らかとなった。

報告書

(1件)
  • 2001 実績報告書

URL: 

公開日: 2001-04-01   更新日: 2016-04-21  

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