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貝類の雄性発生

研究課題

研究課題/領域番号 13876041
研究種目

萌芽研究

配分区分補助金
研究分野 水産学一般
研究機関東北大学

研究代表者

木島 明博  東北大学, 大学院・農学研究科, 教授 (50161451)

研究期間 (年度) 2001 – 2002
研究課題ステータス 完了 (2002年度)
配分額 *注記
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
2002年度: 400千円 (直接経費: 400千円)
2001年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
キーワードマガキ / エゾアワビ / マイクロサテライトDNA多型 / 雄性発生 / 染色体操作 / メンデル遺伝 / ヌル遺伝子 / 変異性 / 紫外線照射 / 染色体倍加処理 / 遺伝的不活性化 / サイトカラシンB / 第一卵割阻止
研究概要

貝類の雄性発生2倍体は世界的に全く報告が無い。また、貝類では雌性発生2倍体も作出不可能とされ、近交系を用いた生物学的研究や、養殖系統及び品種の固定化技術の遅滞を招いている。本研究は貝類の雄性発生半数体の作出の技術の確立とその機構を明らかにすることを目的としている。本年度はマガキおよびエゾアワビを対象に雄性発生半数体作出の証拠を得るために必要な遺伝マーカーとしてマイクロサテライトDNAマーカー(MSマーカー)の単離を行った。
(1)マガキのMSマーカー座の単離と有効性の検討:マガキにおける雄性発生個体を証明するために必要な遺伝マーカーとして、マグネチックビーズ法によるマイクロサテライトDNAの単離とプライマーの設計を行った。その結果、宮城県産マガキにおいて独自に4MSマーカー座を単離し、それらのアリル数、および遺伝的変異性を定量した。この成果は、ジーンバンクのアクセス番号を取得すると共に、Tohoku J. Agr. Res.に論文として掲載した。
(2)エゾアワビのMSマーカー座の単離と有効性の検討:マガキと同様にエゾアワビにおいてもMSマーカー座の開発を行った。その結果、三陸産エゾァワビにおいて独自に8MSマーカー座を開発すると共に、それらの遺伝的変異性を定量的に明らかにした。また、それらの遺伝支配がメンデル遺伝と一致すること、ヌル遺伝子が存在すること、およびMS座と連鎖した劣性致死遺伝子も存在することを交配実験をもとに明らかにした。これらの研究成果は一部は印刷中であり、3部は投稿中である。

報告書

(2件)
  • 2002 実績報告書
  • 2001 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] Li Q., A.Kijima: "Idenntification of novel microsatellite loci in the Pacific oyster (Crassostrea gigas) by magnetic bead hybridization selection"Tohoku J. Agr. Res.. 53(1,2). 25-32 (2003)

    • 関連する報告書
      2002 実績報告書
  • [文献書誌] Li Q., C.Park, A.Kijima: "Isolation and characterization of microsatellite loci in the Pacific abalone, Haliotis discus hannai"J. Shellfish Research. 21(in press). (2002)

    • 関連する報告書
      2002 実績報告書

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公開日: 2001-04-01   更新日: 2016-04-21  

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