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鼻粘膜における抗原物質の補足と輸送機構の形態学的基盤に関する基礎的研究

研究課題

研究課題/領域番号 13876064
研究種目

萌芽的研究

配分区分補助金
研究分野 基礎獣医学・基礎畜産学
研究機関東京大学

研究代表者

土井 邦雄  東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 教授 (70155612)

研究分担者 中山 裕之  東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 助教授 (40155891)
研究期間 (年度) 2001
研究課題ステータス 完了 (2001年度)
配分額 *注記
2,500千円 (直接経費: 2,500千円)
2001年度: 2,500千円 (直接経費: 2,500千円)
キーワードNALT / M細胞 / 鼻粘膜 / 抗原補足 / 抗原輸送
研究概要

1.Nasal-associated lymphoid tissue(NALT)とGut-associated lymphoid tissue(GALT)の被覆上皮のM細胞の増殖と移動の動態をBrdUを用いてトレースした結果、NALT被覆上皮のM細胞は被覆上皮の基底部に存在する幹細胞に由来し、一方、GALT被覆上皮のM細胞は陰窩上皮に存在する幹細胞に由来することが明らかとなった。
2.NALTの被覆上皮を機械的あるいは化学的処置によって取り除いてやると、M細胞直下の基底膜には多数の孔が存在しており、これらはNALTから被覆上皮へのリンパ球の浸潤およびM細胞からNALTへの抗原の輸送経路として機能しているものと考えられた。また、この孔は微細環境の変動に対応して数とサイズを変化させることも明らかになった。
3.数種の物質を鼻から吸入させて、M細胞への付着とNALTへの輸送能について検討した結果、抗原性を有する物質のみがM細胞に付着し、NALTに輸送され、抗原性を有さない物質はM細胞への付着もNALTへの輸送も起こらなかった。
以上の結果からNALT被覆上皮中のM細胞の形態と機能が明らかにされ、鼻粘膜における免疫応答の全容を解明するための重要な手掛かりが得られた。なお、上記2と3について投稿論文を作成中である。

報告書

(1件)
  • 2001 実績報告書

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公開日: 2001-04-01   更新日: 2016-04-21  

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