研究課題/領域番号 |
13876074
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研究種目 |
萌芽研究
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
生物資源科学
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研究機関 | 京都工芸繊維大学 |
研究代表者 |
杉村 順夫 京都工芸繊維大学, 工芸科学研究科, 教授 (20273542)
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研究分担者 |
古澤 壽治 京都工芸繊維大学, 繊維学部, 教授 (70127166)
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研究期間 (年度) |
2001 – 2002
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研究課題ステータス |
完了 (2002年度)
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配分額 *注記 |
2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
2002年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
2001年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
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キーワード | 熱帯資源植物 / モリンガ / 種子タンパク / 濁水浄化タンパク |
研究概要 |
インド原産のワサビノキ種子に含まれる濁水浄化タンパクの精製とその部分アミノ酸配列を決定した。 1.濁水浄化タンパクの精製と性状 各種クロマトグラフィーを組み合わせて精製した結果、濁水浄化活性は9フラクションに分画・精製された。これらフラクションに含まれる活性タンパクは、グルタミンとアルギニンの含量が高く、LサブユニットとSサブユニット(S_1またはS_2)から成る2量体タンパク(分子量:約12K)であった。また、それぞれのサブユニットのpIは10以上であり、強塩基性タンパクであった。これらの結果から、濁水浄化活性に関わるタンパクは少なくとも9種類あり、多型タンパクであることが明らかになった。尚、このタンパクは、100℃、30分の熱処理に対しても活性が維持されていた。 2.濁水浄化タンパクのアミノ酸配列の決定 分画された9フラクションから2フラクション(MO-5bとMO-1aと命名)を選択し、活性タンパクのLサブユニット(分子量:8.6K)についてアミノ酸配列を調べた。その結果、MO-5bとMO-1aタンパクのN末端アミノ酸配列は全く異なっており、相同性がなかった。一方、MO-5bについて、その内部配列を調べたところ、N末端から25〜34アミノ酸残基に変異領域が存在し、3種類の異なる配列が検出された。 濁水浄化活性は構成するアミノ酸配列により異なっていたが、いずれも強塩基性タンパクであった。微細な土壌粒子と本タンパクが静電的に結合することにより土壌粒子が凝集・沈降して、濁水が清浄化されると推定される。
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