研究課題/領域番号 |
13877027
|
研究種目 |
萌芽研究
|
配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
人体病理学
|
研究機関 | 山口大学 |
研究代表者 |
佐々木 功典 山口大学, 医学部, 教授 (80116722)
|
研究期間 (年度) |
2001 – 2002
|
研究課題ステータス |
完了 (2002年度)
|
配分額 *注記 |
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
2002年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
2001年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
|
キーワード | SNPs / フローサイトメトリー / DNA / ゲノム / フローアレイ / 蛍光 |
研究概要 |
テーラーメイド医療やゲノム創薬に欠かせない情報としてSingle nucleotide polymorphisms(SNPs)が注目されており、その検出法も様々なものが考案されている。しかし、それらの多くは手技が煩雑であったり、高価であったり、特殊機器が必要であったりという問題点もある。我々は近年、注目されてきているフローアレイ技術をこのSNPs検出に応用できないかと研究を重ねてきた。 本研究は複数のSNPsをhigh-throughputかつ簡便にsingle laser搭載のフローサイトメーターで解析しようとするものである。昨年度の段階で、表面に短い合成DNAを固定させた直径5μmから15μm程度のビーズを用いて、合成DNA中の1箇所のSNPsを検出することに成功していた。具体的にはビーズ上に固定したオリゴヌクレオチドプローブと蛍光標識されたサンプルDNAをハイブリダイズさせる。このときサンプルDNAがビーズ上のプローブDNAと完全に相補的であれば、両者は結合し、ビーズが蛍光を発するが、相補的でなければビーズは蛍光を発さない。この蛍光量の差をフローサイトメーターで計測し、SNPsのタイピングを行うことができた。今年度においてはさらに、ゲノムDNAでも同様のタイピングに成功した。(平成14年、第12回日本サイトメトリー学術集会シンポジウムにて発表)さらに、合成DNAにおいては同時に3種類までのSNPs箇所のタイピングを確実に行うことにも成功した。今後は引き続き、ゲノムDNAサンプルを用いて複数箇所のSNPsの同時解析を目指し研究を続け、フローサイトメトリーを利用したSNPs解析法を完成させたい。
|