研究課題/領域番号 |
13877062
|
研究種目 |
萌芽研究
|
配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
公衆衛生学・健康科学
|
研究機関 | 東京大学 (2003) 東邦大学 (2001-2002) |
研究代表者 |
大木 秀一 東京大学, 医学部附属病院, 特任助手 (00303404)
|
研究期間 (年度) |
2001 – 2003
|
研究課題ステータス |
完了 (2003年度)
|
配分額 *注記 |
2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
2003年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
2002年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
2001年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
|
キーワード | 多胎児 / 育児支援 / 身体発育 / 運動発達 / 精神発達 / 双生児 / 母子健康手帳 / 質問紙調査 |
研究概要 |
これまで、双生児に関する統計的な情報は極めて少ない。多胎児の育児支援における基礎資料を提供する目的で、平成13年11月より多胎児の母親の会などの協力を得て、全国的にアンケート調査を実施してきた。現在までに946名の母親から回答を得ている。双生児の内訳は男子982名、女子910名である。 集計結果の一部は、既にいろいろな方法で公表し、育児支援の場面で活用されている。 具体的には(1)御協力いただいた多胎児の母親の会の会報での掲載、(2)母親の会での講演、(3)多胎児の育児支援をサポートする会のインターネット上での公開などである。 テーマとしてはこれまでに。1、卵性診断、2、乳幼児期が学童期の身長と体重、3、出生体重、4、運動の発達、5、利き手、6、行動上の特徴、問題行動やくせ、7、ことばの発達、8、身体発育の類似度の推移、に分けて報告している。 これらはいずれもわが国では始めての双生児の大規模データに基づくエビデンスとなる。 さらに、われわれが保有するおよそ1000組以上の多胎児の発育データとリンクさせることで、国内最大の多胎児発育データベースを構築した。 これを解析した結果をもとに多胎児用の成長発達に関するリーフレットを作成中であり、母親の会、保健所等に配布する予定である。 また、現在では、さらに多胎児の母親の会と研究者サイドを有機的に連動し、必要とされる情報の把握、データの収集と適切な情報の提供を可能とするシステムの構築を目指している。
|