研究課題/領域番号 |
13877118
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研究種目 |
萌芽研究
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
小児科学
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研究機関 | 岐阜大学 |
研究代表者 |
近藤 直実 岐阜大学, 医学部, 教授 (50124714)
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研究期間 (年度) |
2001 – 2002
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研究課題ステータス |
完了 (2002年度)
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配分額 *注記 |
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
2002年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
2001年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
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キーワード | 川崎症 / B細胞 / VDJ領域 / CDR3 / T細胞クローン |
研究概要 |
(1)川崎病患者でみられる抗体をコードしている免疫グロブリン遺伝子を決定するために更に多くの川崎病患者末消リンパ球からDNAおよびRNAを採集し、RNAからはcDNAを作成した。DNAまたはcDNAを用いて、免疫グロブリン遺伝子のvariable regionのVDJとconstant regionのCγ部分のprimerを設定して、PCRまたはRT-PCRを用いて増巾させ、またnested PCRを行い、増巾バンドをPC19ベクターにてクローニングした。これから川崎病において使用されているV領域,CDR3領域の塩基配列の特性を決定し、さらにアミノ酸配列を決定した。 (2)川崎病におけるV領域のアミノ酸配列からコンピューターを用いて系統樹を作成したところ予想に反して幅広く分布していたが、一部に集積の傾向が認められた。この集積性が他の既知の抗原、溶連菌、ウイルスなどに対する抗体タンパクのV領域といかなる異同を有するか検討をすすめ、幾つかの候補があげられた。 (3)川崎病患者と対比させるため、オポムコイドやβラクトグロブリン特異的T細胞クローンを樹立し、反応するT細胞レセプターのCDR3領域を決定した。同手法により、川崎病患者T細胞クローンの樹立を更にすすめ、次へのステップとした。
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