研究課題/領域番号 |
13877159
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研究種目 |
萌芽研究
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
血液内科学
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
松岡 雅雄 京都大学, ウイルス研究所, 教授 (10244138)
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研究期間 (年度) |
2001 – 2002
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研究課題ステータス |
完了 (2002年度)
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配分額 *注記 |
1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
2002年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2001年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
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キーワード | レトロウイルス / インスレーター / サイレンシング / レンチウイルス / 遺伝子治療 / ウイルスベクター |
研究概要 |
1)マウスES細胞における抗サイレンシング効果の検討 幹細胞を標的とした遺伝子治療への応用性を検討する目的で、マウスES細胞CCEにおけるウニArsインスレーターを有するベクターの抗サイレンシング効果を検討した.この試験においてArsインスレーターによる抗サイレンシング効果が認められたが、その効果はArsインスレーターの挿入方向に依存していた。 2)インスレーター間の能力比較 異なるインスレーター間の効果の相違を検討する目的で、ウニArs及びニワトリHS4インスレーターによる抗サイレンシング効果を比較した。いずれかのインスレーターを含むマウス白血病ウイルス由来ベクターを骨髄由来細胞HL60に導入して抗サイレンシング効果を検討したところ、いずれのインスレーターも抗サイレンシング効果を有しており、その活性は同程度であった。 3)Arsがベクター内部のクロマチン構造に及ぼす影響 Arsインスレーターによる抗サイレンシング効果の作用機序を明らかにする目的で、Arsインスレーターがベクター内部のクロマチン構造へ及ぼす影響を検討した。ヒストンH3のアセチル化をクロマチン免疫沈降法により測定し、クロマチンの活性化レベルの指標とした。内部プロモーターであるサイトメガロウイルス(CMV)プロモーターにおいては、サイレンシングが回避されたベクターで高度なアセチル化が認められが、Arsインスレーターのアセチル化レベルは抗サイレンシング効果の有無とは相関しなかった。このことから、Arsインスレーターによる抗サイレンシング効果にはベクター内部のクロマチン構造の維持が関与している可能性が示唆された。
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