• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

PNAを用いた腎尿細管培養細胞内mRNA発現調節・解析システムの開発

研究課題

研究課題/領域番号 13877163
研究種目

萌芽的研究

配分区分補助金
研究分野 腎臓内科学
研究機関東北大学

研究代表者

根東 義明  東北大学, 大学院・医学系研究科, 助教授 (00221250)

研究分担者 根東 義則  東北大学, 大学院・薬学研究科, 教授 (90162122)
藤原 幾磨  東北大学, 医学部・附属病院, 助手 (10271909)
研究期間 (年度) 2001
研究課題ステータス 完了 (2001年度)
配分額 *注記
2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
2001年度: 2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
キーワードPNA / FITC / 尿細管 / イオン輸送 / mRNA
研究概要

まず、本研究で用いるPNAの合成に関して、固相合成を用いるPNA合成の自動合成法を検討した。本研究の分担研究者の根東はヘテロ環化合物を中心とした生理活性小分子の固相自動合成について、ACT496という合成機を用いて検討しており、技術的には対応可能であったが、まだ細部においては最適化が必要である。固相合成については、修飾核酸に関連してデアザプリンのモデルとしてインドール誘導体の合成研究も行った。また、合成機を用いずにより簡便に合成するためにマルチピン法を用いるPNA合成法を確定した。
つぎに、蛍光プローブであるFITCを分子内に導入して、その細胞内への取り込みを正確にモニターする方法については、PNAの細胞膜の透過性を評価するために有用であることが明らかとなった。今回の研究では、腎尿細管細胞を直接用いることは結果的にできなかったが、細胞株を利用し、検討を加えた。HEK細胞(ヒト胎児腎細胞由来細胞株)に修飾核酸キュウーオシンの合成酵素HuTGTをコードする遺伝子のアンチセンス(FITC-O-ATGCCGCTCTACTCCG-O-Lys)およびセンス(FITC-O-TCCCCATTTTACAGTA-O-Lys)の細胞内への導入を検討し、蛍光顕微鏡下でFITCの蛍光をもとに透過性の評価と生理機能解析を行なっている。いずれも細胞膜を透過しにくい傾向が見られたため、細胞内への核酸導入試薬であるFuGENE6とともに処理し改善が見られた。さらに標的タンパクの発現抑制およびPNAの細胞毒性の評価を行なっている。細胞株の種類によってPNAの透過性が異なることも明らかとなった。

報告書

(1件)
  • 2001 実績報告書

URL: 

公開日: 2001-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi